小林秀雄の言う常識ｗｗｗ | やねうら王 公式サイト

大学受験ときに現代文のための勉強として、小林秀雄『考えるヒント』や柄谷行人『隠喩としての建築』などを誰もが読んだと思います。批評家や哲学者というのは、すぐれた思考を出来るはずの人ですが、時として結論を間違えます。 例えば、『考えるヒント』には次のようにあります。 (全知の存在が二人で勝負したら、将棋という遊戯は成立しなくなる、という中谷宇吉郎との対話の後で） ポオの常識は、機械には、物を判断する能力はない、だから機械には将棋は差せぬ、と考へた。（略） （電子計算機の原理や構造についても）ポオの原理で間に合う話だ。（略）ほんの少しでも、あれかこれかを判断し選択しなければならぬ要素が介入して来れば、機械は為すところを知るまい。これは常識である。常識は、計算することと考へることとを混同してはゐない。将棋は、不完全な機械の姿を決して現してはゐない。熟慮断行といふ全く人間的な活動の純粋な型を表してゐ

[minaminoani]

「数学出来りゃそんなに偉いのかよ！」と高校数学も理解できないおっさんは言いたいが、理系が多いはてブでは「偉いんだよ！」と返されそう。

[mr_yamada]

昔の人間の昔の言葉にマウント取って何が嬉しいの？

[differential]

小林秀雄も柄谷行人も日本を代表する批評家で、一方2人とも創造(創作や詩作等)は出来ずそれが出来た友人(中原中也、中上健次)を支援し嫉妬し続けた人生なんよ。その結果魔法としての批評を獲得した面もあるかも

[circled]

2015年のブログを引っ張ってきて批判するのもまた古い言葉にマウント取ることにならんか？

[duckt]

如何に優れた思想家でもその時代の知の枠組みからは逃れ難いってのも、わりと常識の範疇だと思うけど。小林秀雄を名前だけで有難がるのも、学生時代の思い付きでマウント取るのも同じくらいみっともない。

[cj3029412]

小林秀雄も柄谷行人も、ついでにいうなら吉本隆明も、駆使したのは「魔法」です。その魔法で「自己神話」を形作った。文壇はレベルが低い(集団催眠を掛け合う)から、それで一生分、通用したのよん。

[Gelsy]

常識って言葉は間違った主張をするときにしか使わないよな。常識的に考えて

[hazlitt]

真理ではなく常識（common sense）といってるのは普通にそういう意味なんじゃないの

[naka-06_18]

くっそ古いブログをネタにされて炎上畑に近い方は大変だ

[yetanother]

同じく教科書で坂口安吾が計算機と将棋について書いたエッセイを読んだ記憶があって、総当たりで勝ち筋見つければいいはずだが組み合わせがとんでもないので難しいだろうみたいなことだったが、今探すと見つからない

[typographicalerror]

この人は小林秀雄と同時代に生きてても自分のほうが賢い、という自意識なのかな

[KoshianX]

まあ日本は高校までで数学でフィルタして弾かれた人が文系に行きがちだからこうなるんだろうな……。そのぶん理系には多くの優秀な人材が投入され高度経済成長に結びついたわけだが

[hatest]

これはコメ欄を読むもの

[death_yasude]

『考えるヒント』出版が1974年でちょうど半世紀前らしい遅レスもいいとこだろｗ

[AmNotHumanAtAll]

正しい/正しくないとか役に立つ/立たないという判断基準だけでヒトをバカにできてしまうインテリ。言論に対する批判で収められず、侮辱を慎むこともできない。

[REV]

「二人零和有限確定完全情報ゲーム」は『先手必勝』『後手必勝』『引き分け』が予想され、三目並べ程度だと全手が解析できるがチェス、将棋になると計算量が爆増なので…　という理解だったと理解。囲碁はね…

[enemyoffreedom]

"考えるヒント"は若い頃に勧められて読んだが、同じく"原理的に人間がCOMに敵わないだろうことをなぜ理解できないのだろう"とは思った。博学と称される人が古典的なゲーム理論の概要くらいは知らなかったのだろうか

[fhvbwx]

高校数学理解できなくても別に悪くはないが、理解できてない不完全性定理で議論するのは……

[nobububu]

いや、インターネットが存在しなかったころの評論なんて、まじでひとりよがりでしょうよ。某便所の落書きのほうがより高度な思考へと進化する速度がはやかったよ。みんなで叩き合うとあっという間に強くなる。

[Ereni]

哲学は全く門外漢だけど、柄谷行人は中国礼賛みたいなこと書いてて、バカじゃないかこいつ、とは思った。

[Hidemonster]

「AIにできない人間だけの領域がまだあるに違いない」っていう有識者が2024年にもいるので大して変わんないと思う。誰が馬鹿かではなく誰でも都合良く見る癖はあるよねって話では

[gazi4]

コメ欄のやり取りが今の生成AIとつながってメチャクチャ面白い

[jgw]

柄谷は高校の時に数学の全国模試で1位になった事があると言ってる。高校の数学が理解出来なくても東大に合格出来るのだろうか？

[kou-qana]

①数学の話はそりゃ数学の知識がなければ正しく考えられない②哲学がダメってことにはならない③問題文の主張が正しいとも限らないのはそう④へ〜萎縮する人もいるのね⑤萎縮しないけど私は8割位かなぁ正答率

[Shin-Fedor]

批評もポエムの一種であり、小林も柄谷も立派なポエムクリエイターだと思っている。例えば俺にとって音楽批評誌やプロレス雑誌の記事は心地よいポエムで、実際の音楽やプロレスと相乗効果で楽しんできた。

[noname774300]

私もセンター試験国語の現代文は満点だよー（言いたいだけ）。 “ちなみに私が現役当時、センター試験国語の現代文は満点とれました。”

[hearthewindsing]

「どんな偉い人の書いた文章でも結論が間違っていることは多々あり、にも関わらず、その人が言いたい内容を理解することは可能」と言いたいのだから何の問題もない。騒いでるのは読んでないから？

[replier]

機械は為すところを知らなくても人間を打ち負かせると解釈すれば矛盾しないように見える。サイタマはガロウより強いが武術を知らない、みたいな。

[bonaorgan]

「この結論が間違っていることはコンピュータ将棋が人間の棋力を越えようとしていることからも明らか」は「将棋は、不完全な機械の姿を決して現してはゐない」のとこにかかってるんじゃない？

[hkanemat]

数学や計算機科学も大事。だけどそれらは「どう良く生きるか」とか人生の意味について考えさせてはくれない。そこを考えるのが批評とか哲学などの人文学。

[estragon]

クリティカルシンキングとプリンシプルオブチャリティーですかね / 柄谷はちょっとね / 「こいつらみんな馬鹿だから内容も結論も間違いだらけだろ！でも彼らの言いたいことを掴むことは俺様には出来るはず！」

[KAN3]

知ったかぶりをしてあらゆる事について語る商売は昔から一定の需要があった。今はネットですぐに間違いを指摘されるので知ったかぶり能力に加えて厚顔無恥力も必要になり、ひろゆき一強になった。

[yk_mobile]

後から検証する記事っておもしろい。なんの要因を読み間違えていたのかを知りたい

[n_231]

いやこの記事は最新の自分の記事で言及したから今アクセスされてる奴だよ

[wxitizi]

主旨とは離れるけど、ああいう人がどうして知の巨人的にもてはやされたのかは興味があるんだよな。

[AkiraKawai]

やっぱり人間的なものが一番いいんだね。結論は違ったけれども。

[hirakawahanzo]

これは納得できる

[qori]

当時としても『推論はできるが計算コストが膨大で現実的ではない』が正しく、できないと言われたら不見識だよねと思うよ。

[Goldenduck]

アインシュタインでさえ宇宙は神が作った完成品＝膨張などしないとの「常識」に毒され宇宙項導入したからなあ

[Fondriest]

え、「人間の棋力を越えようとしていることからも明らか」ってこの筆者が凄く頭悪いとしか。典型的なこの手の人の思考に対する粗雑さ。柄谷が高校数学分かってないって何か証拠あるの？入試問題でもやらせたの？