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キャリアも家族も失い「死んだ鹿の目」だった俳優、東出昌大さんが、「また生きよう」と思えた山暮らしの魅力 「人間社会の『常識』が無駄に思える」 | 47NEWS
2月下旬、小雪のちらつく北関東の山中。待ち合わせ場所についたというのに、携帯はまさかの圏外だった... 2月下旬、小雪のちらつく北関東の山中。待ち合わせ場所についたというのに、携帯はまさかの圏外だった。どうしたものかとキョロキョロしていたら、ひげを生やした長身の男性が大きく手を振りながら近づいて来る。俳優の東出昌大さん。この地で半自給自足生活を始めて約2年になる。 「人けがないから心配されたでしょう」と笑顔で迎えられた。訪問した目的はインタビュー。熊撃ちの猟師が主人公の直木賞受賞作「ともぐい」を、狩猟をしながら山で暮らす東出さんがどう読んだか聞いた。話は東出さんが移住を決めた経緯や、インターネット上で流れたデマの真相にも広がっていった。(共同通信=安藤涼子) ▽人間社会の『こうあらねば』が、山の中では無駄 勧められるままに鹿の革が敷かれた椅子に座ると、東出さんが手際よくまきを割り、火をおこし始める。寝泊まりしている古民家に暖房器具はない。ガスも使っていないと言う。外はマイナス2度。小枝がパチ
2024/03/21 リンク