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最後の授業が終わってすぐにタクシーに飛び乗った、春休みの10日間旅行のこと。 ニューヨークへニューヨ... 最後の授業が終わってすぐにタクシーに飛び乗った、春休みの10日間旅行のこと。 ニューヨークへニューヨークへ向かう長距離バスに揺られながら、私はルームメイトのことを考えた。カレンという名前で、ヒスパニックだった。メキシコ国境から車で5分のテキサスの小さな町の出身で、大学に入るまで5人の兄弟とお母さん、お父さん、お爺さんと一緒に暮らしていた。彼女にとって私が初めて見るアジア人だという。スーパーマーケットまで車で1時間の小さな町の住人は皆南米からの不法移民ばかりで、大人世代は殆どの人が英語を話さないそうだ。彼女の母親は、アメリカの永住権が無いことが原因で、一生テキサス州の外に行くことが出来ない。 カレンとは特段仲がいいわけではなかったが、部屋の汚さの許容度合いが似ていたから、まあまあうまくやっていた。彼女は学期の途中から授業にも出ず、ベッドで一日中音楽を聴くようになった。私が部屋にいるときはヘッ