なぜ演劇は絶叫するのか｜akiko_saito

ネットで話題になっていた演劇作品があったので観に行った。のだが、75分間に渡って舞台上の登場人物が説明的で芝居がかったセリフを絶叫しまくっていて、75分間にわたってわたしの生命がえぐられ続けた。 普段演劇はあまり見ない。”芝居がかったセリフを絶叫する”のを聞いて心地良いと思う人はきっとあんまりいないだろう。例えば『信頼していた長女と次女に自分の国を追われた王様。実は自分の理解者であったのは邪険にしていた末娘だった。しかしその末娘も王様の目の前で殺されてしまう。ようやく末娘が愛情をもって自分を救おうとしてくれていたことに気づいた王様が、娘の亡骸を抱きながらその名前を呼ぶ時』など、然るべき時に叫んでもらうのはいいのだが、「コーヒーください」みたいな時でもやたらめったら人間が叫んでいるというイメージがある。おかんに「あんたどこ行くの！」と叫ばれると腹たちませんか。そんな叫んでもらわなくても聞こえ

[buu]

いや、それは演じている役者が下手なのか、演出が悪いか、どちらかだよ。例えばここでそういう事例について書いた。＞http://buu.blog.jp/archives/50514642.html　演劇は、と一般化する話ではない。