映画の中の腕立て伏せ｜あくらぎたたた｜note

「一回大きく腕立て伏せができます」 タレントのＹＯＵだったような気がするけれど、確証はない。数年前に「わたし、大きく一回腕立て伏せができます」という発言をきいて首をかしげた記憶がある。さらにもう一度「大きく一回できます」といって、その話はもういいよ、というよくわからない空気になったスタジオは鮮やかな手腕で話題を変えたのであった。 新生『バットマン』の第三作目で、牢屋に捕まったバットマンが腕立て伏せをするシーンがある。ランボーでもしてたし、キャノンボールでもしてた。それからジャッキーチェンの若い頃の映画は必ずといってよいほど腕立て伏せをするのだった。腕立て伏せ。これは映画の中では修行やリハビリのように登場するが、実際にはマッチョな男らしさ、すなわち「つよさ」を回復する手段として現れることが多いようだ。 「王子は腕立てしません」そういうことをぼんやり考えたのは「マレフィセント」を見たからだ。マ

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ふっきん