気温には棒グラフを使わない - データ可視化ミニ講座（７）｜荻原 和樹 / Kazuki OGIWARA

棒グラフと折れ線グラフは似た表現方法です。しばしば交換可能なものとして使われる両者ですが、使うべきポイントには違いもあります。 代表的な例が気温です。気温は棒グラフではなく、折れ線グラフで表現するのが正しいです。 そもそも棒グラフは、棒の長さ（≒ 棒部分の面積）の比率と数値の比率を対応させることで視覚的に数値を比較するものです。したがって、数値が2倍なら棒グラフの長さも2倍になります。棒グラフにおいて、縦軸を省略してはいけないのはそのためです。 しかし、気温において「X倍」に意味はありません。気温が10℃から20℃に上がっても「10℃上がった」とは言いますが「2倍の暑さになった」とは言いませんよね。気温とは、水が凍る温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃とする相対的な指標です。気温がマイナスになることはしばしばありますが、これは本当に何かがマイナスになっている、失われているのではなく、水が

[kemononeko]

教科書とかだと気温は線グラフで降雨量が棒グラフになってる気がする。

[Knoa]

いやいや、各地の気温を比較させたいなら、各地を線で結ばない、点だけの折れ線グラフ(？)にしたらいいのよ。棒グラフの「足」を伸ばすことだけが悪なので。(id:ROYGBのブコメに対して)

[ROYGB]

たとえば各地の気温をグラフにするとしたら、折れ線ではなく棒グラフかなあ。

[kako-jun]

絶対温度なら棒グラフでもイイのかな。植物には、感覚した温度の積分が閾値を超えたら開花するものもあるらしいけど、あれも絶対温度の積分なのかしら

[sgo2]

基本的には"傾き"が視覚的に分かる折れ線を使う方が良いと思うけど、傾きよりも各点の差や絶対的な量を強調したい場合は頂点が平らな棒の方が分かり易い(個人的な主観に基く意見です)

[hot_ic]

折れ線は、測定点の間が線形補間されて良いかどうか、理解して使うべき。気温は線形補間で良い。例えば、インパルス的な挙動が含まれる時、たまたまその頂点を拾った測定点と前後との線形補間は不適切。

[kari-ko]

気温は間隔尺度なので棒グラフを使わない、降雨量は比例尺度なので棒グラフを使う、かなあ。「0が何もないを意味する」かどうかで違う尺度の取り扱い。 / ブコメ書いてから本文読んだら、そのまま書いてあった。

[oeshi]

社会科の人間は理屈以前に地理の雨温図で刷り込まれてしまっているのでな。excelでテスト問題のグラフ作る時に間違って逆にしたりすると強烈な違和感を感じて気付く。

[butani]

短く明瞭。このノリで全てを説明してほしい。

[don_tacos]

アナログの記録計（方眼紙の上を水性ボールペンみたいなのがカシャカシャ動く）や、雨量計（メスシリンダーみたいな）の文化がデジタルにもそのまま持ち込まれただけと思っていた。示強・示量の使い分けなのかな？

[tick2tack]

間隔尺度では棒グラフを使わない。ミニ講座1の内容である、棒グラフは長さで量を視覚化するという話にからむ。

[outalaw]

“そもそも棒グラフは、棒の長さ（≒ 棒部分の面積）の比率と数値の比率を対応させることで視覚的に数値を比較するもの”普段折れ線グラフしか使わないけど言われてみれば。間隔尺度・比例尺度なる概念もなるほど。

[mn_kun]

ぼんぐらふ

[narwhal]

比例尺度ならいいという説明だが、そうすると絶対温度は棒グラフでもいいの？（既出であった

[augsUK]

折れ線グラフを使うのは隣のデータと時系列等の関係があるときというルールの方が重要と思う。excelでも他の可視化でも線で繋いだ散布図が多用されすぎなので。

[whiteshirt]

プロットを線で結ぶ必要はあるのか？

[taiyousunsun]

こういうのできない人は、何故それを選ぶのかというのをそもそも考えてない人が多い印象。

[hevohevo]

トップコメに各地の気温比較グラフでは点描グラフとあるが、それでも横軸と点までの距離を読み取とって比例を意識してしまう人向けに、縦軸は意図的に非ゼロスタートにするのが正解なのかな？

[onesplat]

折れ線グラフを使っていいのは基本的に横軸が時系列の場合だけだけどな

[tekitou-manga]

基本のキでは

[hirorock]

ある数値に対して「X倍に」なった→比例尺度。とはいえない→間隔尺度

[aului]

そう言うことなのか。グラフの表現方法の選び方を言語化できるように他のも勉強したい。

[AKIT]

iPhoneの天気ウィジェットでは1週間先までの最高気温と最低気温の差異を日毎に棒グラフ化していて大変見やすい。日較差、年較差とかは絶対的な比較が可能だから、使いようよね。

[kazkaz03]

棒グラフは量の大小、折れ線グラフは時間などを軸とした場合の増減、散布図はデータの散らばり具合を見るのに使う。目的によって使用するグラフが異なる。https://www.stat.go.jp/naruhodo/4_graph/graph.html

[yamadar]

"棒グラフは、棒の長さ（≒ 棒部分の面積）の比率と数値の比率を対応させることで視覚的に数値を比較するもの" 気温などには使わない

[kamenoseiji]

計測点のみをプロットする散布図が望ましい。線分による補間はミスリーディング。

[kikurages]

横軸がなんかのストリーム順であることを強調するなら折れ線、適当に並べてるなら棒グラフかな。この人の言うことに従うと、棒グラフは縦軸スケールの下限にはゼロ以外つかえなくなる。

[Insite]

気温は摂氏に273.15足したら絶対温度になって絶対値の意味を持つ。折れ線グラフがよいのは横軸も縦軸もそれぞれ連続して変化するものだから。明快な説明ならよいというものではない。

[coluli]

よい記事にはよいコメントがつく。勉強になります。

[twwgot]

今回は一つの場所の気温について説明している。「各地の気温」はデータ種別がまったく違うのでトップコメの反論は筋違いですよ

[miki3k]

数値の羅列をどう見せるのかの手段がグラフなので、見せたい見せ方によってグラフの種類の選び方を考える。このデータだからこのグラフというのではなく

[deztecjp]

「温度差」なら棒グラフでよい、という話でもある。メーカー勤務なので、温度試験で部品の温度上昇グラフを作成する機会が多いが、そこでは棒グラフが基本。／ブコメにもあるが、杓子定規に考えるのは弊害が大きい。

[iku-sawa11]

折れ線グラフだったら縦軸を省略して良いみたいな言い方に聞こえる

[mrescape]

絶対温度のグラフを見たことがない…

[rogertroutman]

逆に、棒グラフで表せるものの中にも何を見せたいかによっては折れ線で表したほうがグラフとしてわかりやすいものもあるでしょうね。たとえば降雨量にしても年間推移とか。

[u_mid]

絶対温度でというブコメもあるけど、この記事の「棒部分の面積で比較」に沿うと、省略すると正しく面積比較できない→省略できなくて差がすげーわかりにくいグラフになるので、普通に気温推移見るのには向いてない

[frkw2004]

折れ線グラフにしたら、点と点の間の値は本当に線上近辺なのかなあ？

[I8D]

気温だって、世界の主要都市の年間平均気温を比較する時は棒グラフでしょ。

[kingofmountain]

気温とは、水が凍る温度を0℃、水が沸騰する温度を100℃とする相対的な指標です。気温がマイナスになるとき、本当に何かがマイナスになっている、失われているのではなく、水が凍る温度＝0℃より気温が低いだけです。

[fraction]

どんな世界にもマナー講師が存在すると確認できますな。