出会った頃のこと（前編）ー図書館となら、できること

「委員長、おはよう。これすごくよかった。またおもしろい本あったら教えて」 「同じ人が書いた短編集ちょうど持ってるよ。持ってく？」 「委員長、ごめん。こういうの好きじゃないの分かってるんだけど、どうしても渡してくれって頼まれて」 「部活の先輩? それは断りにくいね。うん、大丈夫、ちゃんと返事するから」 「委員長、また試食してくれる？今度こそ失敗してないと思うんだけど」 「うん、これなら。ラッピング? この前行った製菓材料店の近くにいいお店あるよ」 「委員長、昨日の委員会で会長にマジ切れしたって本当?」 「うそうそ。確かにちょっとやり合ったけど」 「委員長、助けて、今日のリーダー、超長いとこ当たりそうなの」 「そういう時は夕べのうちに電話しなって。ノート見る?」 始業のベルが鳴って、みんなが席に戻っていくと、いつものやり取りを見ていた隣のワタナベさんがため息をついて呟いた。 「委員長、あたし、

[phain]

本当に読書猿の中の人は何者なんだ。

[Aodrey]

せっかく赤さんが寝入ってくれたのに読みふけってしまった。このシリーズ大好き。

[egamiday2009]

「つまりこれと同じことを、この図書館相手にやったってこと？　この場所を使い古した自分の辞書みたいにするために」

[gingger4]

「新規に購入できる書籍の数は公立図書館でも平均で年間8500冊。一方、日本で一年間出版される書籍は８万点ある。新刊書が読みたいなら素直に書店に行くべき」