CCでの「継承」条件取り外しは再コピーの禁止を明示できないと思う。 - あそことは別のはらっぱ

「コンミラ」ことCONTENT'S FUTUREは、表示 - 非営利 - 改変禁止 のCCで販売されている。*1 で、この鼎談集の著者の1人であるところの小寺信良氏がこの本とCCへの関わりについて書いた記事がクリエイティブ・コモンズに賭けた「コンテンツの未来」。 この中に、若干気になる部分があった。 ここで注意して欲しいのが、CCのライセンスが付けられているのが、物理物としての書籍であるということである。またライセンスの中に、「継承」が付けられていないことにも注目して欲しい。 これらが何を意味するかというと、コピーするには物理物としての原本が必要であるということである。つまりコピーするからには、最低1冊は本が買われるだろう、ということなのだ。勉強会に出席した人がコピーされた資料をみて、「これはいいから僕も誰かに配ろう」と思っても、同じライセンスを継承しないので、そのコピー物はCCではない。

[himagine_no9]

今回問題になるのは追加条件か否かではなくて、本来「改変禁止」でコピー自体は許諾されているものが「孫コピー禁止」としてＣＣより制限されてしまう（と著作者が言ってしまった）ことにあるのではないか。

[ikegai]

CCへの追加条件付与について。

[inflorescencia]

CCLに追加条件は付けられますよ。morePermissionsというスキーマがそれ。わかりやすく教えることよりも柔軟な著作者の意思表示の方が優先でしょう。それで意思を曲げるのはおかしい。

[ite]

同じところで違和感を感じた。確認してくれたことに感謝。

[nobody]

あとで渋谷.5分でハチ公まえ.スパゲッティ.渋谷C.C.Lemonホールで.渋谷.公開どう.よらへ.んの話ぽい.

[sonota88]

乙です。「継承」の意味ってGPLの感染性と相似だと捉えた方が近いと思う。「こっち側に来るなら自由に使っていいよ」と。