現代ミステリに十戒も二十則もいらないのでは - 萌え理論ブログ

ある編集者の気になるノート : 推理小説を書くのに、こんなに「ルール」があるって知ってた？ 「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」はミステリ界では常識的なことなので、わざわざ書くほどのことかと思う。しかも、流水大説や竜騎士大説などを見るに、現代の推理小説（大説）では、十戒や二十則は完全に無視して書いても、（激しい批判を受けながらも）ヒット作になりうることが分かる。だから、現代ミステリにおいては、10も20も合わせて30も覚えなくても、たった1つの簡略版で十分なのではないか。 読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。 事件の謎を解く手がかりは、全て明白に記述されていなくてはならない。 この一戒・一則どちらか一方で十分なのではないか。「秘密の通路や秘密室を用いてはいけない」「科学上未確定の毒物〜を使ってはいけない。」といったことは内包されているし、一方「探偵自身が犯人であっては

[legnum]

その通りだと思う。ただ、そうすると現代じゃガイシュツ過ぎてミステリってジャンルが無くなっちゃうかもって思う。クリエーター泣かせの時代

[sikii_j]

ひぐらしってあれで読者へ挑戦してるんだよね。だから人に薦めづらくて困っちゃう。ミステリファンじゃなくてもアレは怒るからなあ。でも面白いから薦めたい。ああ困った。

[mind]

fairさ ――について、多くの具体例があった方が、多くの人々の間に共通認識がとれるということ?

[firstheaven]

フェアでなくてはいけないのは、そうであるほうが解決のさいに驚きや感動が増す仕組みになってるから。フェアでなくてはいけないからフェアでなくてはいけないのではない。議論が転倒している気が

[kosyu]

現代では、ガチガチのパズラーでもない限り、一戒・一則すら満たしていないことが多いと思う。原則を当てはめられるような推理小説は「読者への挑戦状」が入っている「本格」だけではないかな。

[seamlessbias]

んー、一戒・一則もいらなくね？

[F-mouse]

そもそもミステリがフェアである必要なんて全然ないんじゃないかな。読者はほとんど、もしくは漠然としか推理しない。フェアだのなんだのはジャンル分けか批判時にしか役に立たない。そんなラノベ脳。

[kanimaster]

事件は解決されなければならない。

[geromi]

周りは常に変わるのに、売れるための方法マニュアルがいつまでも同じなわけがない。

[DocSeri]

今じゃ不要ってのは同意。当時はそれが必要なほどにアレゲなのが横行してたという歴史的背景は押さえておくべきかと。/元々一戒一則が基本法で、他は全部補足事項。

[cubed-l]

「著作をミステリに分類して欲しいのであれば」フェアであれ

[lakehill]

「読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。」「事件の謎を解く手がかりは、全て明白に記述されていなくてはならない。」>同意。それらが守られていたらミステリとして十分だと思う。

[Erlkonig]

広義のミステリーと狭義の推理小説は区別した方がよさげ。伊坂幸太郎さんとか恩田陸さんとか、明らかにミステリーと呼ばれながら推理要素がまるっきり切り離されている作品はけっこう一般的に存在しますし。

[REV]

イケメンは、何を着てもイケメン。（略）は、脱オタマニュアル読んで頑張っても（略）。

[lastline]

古典は十戒も二十則を満たすべき？　「読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。」すらも無い気もする。ジャンル分けって難しいね