あだち充『タッチ』を精読する。浅倉南はほんとうは何を考えていたのか。

浅倉南の話をしたい。 もちろん、あだち充の傑作漫画『タッチ』のヒロインである「南ちゃん」のことである。 タッチ 完全復刻版（１） (少年サンデーコミックス) 作者:あだち充 小学館 Amazon 彼女が少年漫画史上に残る重要なキャラクターであることはあきらかだが、それにしてはその評価は個人個人で分かれる。 もちろん、だれからも愛される万人向けのヒロインなど存在しようもないわけだが、浅倉南の人気とうらはらの悪評は強く印象に残る。 なぜ、南はこれほどまでに嫌われるのか。ぼくにはそれはそもそも彼女が何を考え、何を思い行動していたか広く理解されていないからだと思えてならない。 当然、作中にはっきりと南の心理が書かれていない以上、すべては解釈の問題でしかなく、自分の考え方が「正しい」などと主張することはできない。 しかし、いままで浅倉南について、さらには『タッチ』という作品について伝統的になされてき

[technocutzero]

達也と南はもはやニュータイプレベルの超人的意思疎通なので、俺の共感対象はもっぱら西村だった

[duckt]

言うまでもなくあれはちょっと本気出せば野球と新体操で軽々全国行っちゃうような相思相愛の二柱の神が努力型の人間を哀れんでこっそり目配せし合う話。実にいやらしい。後はヒロインが自分を名前で呼ぶ所。

[white_cake]

面白かった。そう、南はずっとたっちゃんが好きなのに、両天秤かけてたと誤解されがちなんだよなー。南が両天秤かけたり、スペックに目がくらむような人間だったら、和也はあんなふうに苦しまなかっただろうに。

[Kurilyn]

リアルタイムでコミックを読んでいたので解釈に違和感はないけど、だからこそ負ける事が分かっているのに精いっぱい努力した挙句ドラマの為に殺された和也がつらすぎて南よりも達也よりも作者が嫌いだった。

[mori99]

とはいえ、有り余る才能に恵まれながら頑なにサポート役に固執した朝倉南は、やはり理解しがたい。

[meowcatwings]

ほんとにこれ。余地なくこの解釈だったのは自分がコミック派だったからかな。双子の両方を知る両親とか孝太郎とかもよく複雑な顔してた。切ない／CIPHER と比べるのはなるほどだった。

[sssaiaiai]

タッチやH2を含めあだち充作品は全て原作漫画でしか知らないので南悪女云々に共感できたことがない。原作読んでいたら南は最初から達也しか見てないのも達也が和也に気を遣ってたのもわかるし

[torrysGalley]

この方には、↓についての考えを聞いてみたい。http://web.archive.org/web/19991009173504/http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/hondat/view/adati.htm

[blueboy]

双子を愛した人によると、「区別は付くが、どっちも好き」であり、「一方だけが好きであって、他方を好きになれない」なんてことはない。真相は「どっちも好き」という葛藤だ。一方の死が他方の障害に。https://x.gd/BY1Lj

[praty559]

客観的に見れば、南と達也の優しさが和也を苦しめ続けたんだよな。和也自身うすうす気づいてるのに2人が優しさで隠すから淡い希望を抱いて もがき続けたわけで。

[onefootinthegrave]

南は本当は自分が背番号1をつけて甲子園のマウンドに立ちたいんだ、とずっと思ってた

[atashinotokoronikinasai]

改めて掘り下げると色々斬新で面白いヒロイン

[shogochiba]

ふむふむ。😊

[takion0622]

観点が凄い

[OrugonMagimagi]

達也と和也の関係ちゃんと理解しててビールぶっかけるオヤジ好き

[Domino-R]

気合い入ってるなw/ あの3人の関係性は、漱石の｢こころ｣の3人と同じな。なので｢お嬢さん｣の真意は時間がたつとわからなくなり、｢先生｣は結婚後もKの死に引き寄せられる。タッチはあそこで終わって良かったよ。

[daisuw]

面白かった。あだち充は文学

[flasher_of_thought]

作品の中で閉じれば全く同意しかないんだけど、おそらく「作者（あだち充）の実兄への感情」でもう一本補助線を引けると思ってる。その場合、南自身は脇に行ってしまうかもだけど

[naoto_moroboshi]

こういうのと作者が本当にどこまで考えて書いてたのかっていう話インタビューみたい。

[bokkou]

最初から勝負ついてる和也が可哀想過ぎるよね。私は女なので、だからずーっと南が嫌いだったわ。あと、自分のことを名前で呼ぶ女は好かん

[fut573]

新田妹の空回りと喜劇感がそのまま帰ってくるんだと感じた時残酷さにクラクラしたのを思い出した。

[fhvbwx]

あだち充は確かに一つ上の次元に行けたかもしれないけど、その次元に行ってしまうとそれ以上上の次元には行けない次元ですね/昭和の女性だと夫よりも優秀だけどサポート役に徹してた人がごろごろいるので違和感無し

[yoshi-na]

達也に囚われた和也、そして和也に囚われた達也そのスパイス（核でもある）南という関係性があるから後半の柏葉英二郎が生きてくる

[ikioiamatte]

漫画を読めば分かることでもこうやって文章にされるとあらためて面白い。

[mn_kun]

３P

[euclidean]

逆にアニメ版の浅倉南のビッチぶりの考察が見たくなった

[onesplat]

面白かった。あだち充作品、とりわけタッチは少年漫画の枠を超えてるよな。

[dekasasaki]

本論とズレて申し訳ないのだけど、補助線って言葉、こういう文章であまり馴染まないなあ

[roja123]

双子で幼なじみでみんな才能あるっていう設定が特殊なだけで、あとは難しいこと言ってないような気がするんだが

[heiwa48]

達也＝あだち勉　和也＝あだち充、のつもりで、あだち充が描いた漫画みたいな解説読んだことある。だとしたらブコメにあるこんな漫画を描くあだち充、嫌いは誤解だよ

[vabo-space]

良い｜タッチの考察に、ありま猛先生のあだち勉物語を推す。才能あるが努力を怠ける兄(あだち勉)と努力家の弟(あだち充)の兄弟そのまま。充先生には兄の勉先生が達也のように敵わない存在と映ってたのではと妄想捗る

[Lhankor_Mhy]

むしろ、こういう読みをしていない人がいるということが意外だっだ。アニメ版だとこの辺のことを読み取れない感じになっているのか。

[stonedlove]

もんのすごく鋭く深い考察。なぜか中上健次のアキユキとイクオを思い出した。

[momo234]

アニメを少しだけ見た勢だが、タッチはなんかうじうじしてて好きじゃなかった。この解説読んでもやっぱり印象通りだなという感想。気を遣われる方が自分なら辛いわ。ストレートなのが好きな自分には合わなかった。

[srjspirits]

幼少期の南は相当なお転婆だったので、ホントは自分が甲子園のマウンドに立ちたかったのでは?と思ったことはある(でも当時女子にはそれはできないので幼馴染の男の子に夢を託した)/達也は優しすぎだよなホント

[jmako]

むふっ💖

[kazuya030]

精読……とは / 「原作を全部読め、話はそれからだ」でしかない

[ezmi4]

タッチは好きなんだけどやっぱり和也が哀れで

[preciar]

タッチは「兄弟の物語」であり、基本的に南ちゃんの役割は兄弟の関係を描くための舞台装置でしかない。だから内面を考察してもしょうがない。そういう役割だから／達也のネガ・後半の主役である柏葉監督をこそですね

[catnapper_mar]

実家に単行本があって10代の頃に読んだきりだが、久々に少し原作読みたくなってしまった…