一人のクリエーターによる視点からの宮崎駿監督「風立ちぬ」感想 - やや最果てのブログ

「浅い！ 浅い！ お前ら全員浅い浅い！」 「風立ちぬ」を鑑賞した俺は、ネットの海を徘徊しながらそう呻く。 ていうか、当然あるはずの感想がまだ出ていない！ 出てこない！ 何故だ！？ 俺が聞きたかったり見たかったり読みたかったりしたいのは、 二郎がブルジョアだとか、人でなしとか、 その他細やかな「演出」に対する批評じゃなくて、 もちろん他の批評家の顔色を伺ったポジショントークでもなくて…… どうやって刺さったかだよ！ この物語がお前らの胸に！ 魂にこの映画を突き刺した後の取り繕わない傷口を晒して欲しいんだよ！ だから、ここで俺は俺が「風立ちぬ」をどう観たかを忌憚なく書こうと思う。 俺がどう「俺の映画」としてこの映画を受容したかを書く。 なのでここから以下はネタバレ、妄言全開になる。ご容赦願いたい。 さて、「風立ちぬ」だが。 俺にとってはもう、この映画は暫定今年ベスト映画だ。 そして人生の中でも

[mikanyama-c]

でも『風立ちぬ』が心に響くのはむしろ十年を使い切っちゃった人の方で、これからの人たちからつまんないと思われても仕方ないんじゃないかなという気はするんですよ

[raf00]

二郎が！二郎が！って繰り返されてると、どうしても「ヤサイマシマシ……」って思っちゃうね。

[booskanoriri]

堀越さんの時代も、現代も、現実の航空機設計技術者は「クリエーター」なんかではないよ。

[bengal00]

いいレビューだけど「俺はわかる。なぜなら俺様もクリエイターだから！」ぶりがモニョるわー

[nodoka_kz]

ちゃんと刺さった人がここに一人居て、この映画に影響を受けてこれからを生きていくんだろうなってのが重要で。これは作った方からすればガッツポーズもんですよきっと。その為に作ってる面ってのはあると思うので。

[Alceste]

このレビューから得られるのは、クリエイターの自己満足、甘えを肯定しているという点だ。作為的感動が必ずしも賞賛されるべき物ではないし、またクリエイターの甘えを受容できるほど観客はアホじゃ無い。

[nitino]

みたくなってきた

[NOV1975]

本当に作りたかったものが「これ」だったのかがすごい疑問。そうだったとしたら、それが本当にクリエーターの魂によるものなのかが疑問。

[ysk32585]

直球的で良い

[hamukatumix]

いちどでも自分をさらけだした創作をしたことがある人じゃないとわからない視点ってのがあるのです。天才か凡才かなんて関係なく。このレビューは、共感できないほうが幸せだと思う。

[narukami]

「宮崎監督はここをあえて省くことで、この物語を「堀越二郎」という個人の物語ではなく、クリエーター全体の話へと昇華させることに成功した」なるほど/ラスボスについては本庄もいろいろ言ってくれていたので

[narantyan]

まさに。個人的に泣いたのは菜穂子の健気さですが、設計者としての生き方についての解説はとても的確でわかやすいと思いました。

[t___s]

なるほど、菜穂子に対して薄情だという感想もあるのか。正直、そこよりも作らずにはいられない二郎の生き方に、自分にはどうやっても到達できないことを知りつつも、あともう少し前に進みたいと強烈に思った

[carl_b]

クリエーターに限らず、それこそ二郎と同じ技術者でも分かるお話じゃないかなと技術者の端くれとして思う。二郎ほどの才覚も狂気も持ってはいないけど

[fmnaka]

見た人だれもが「自分の人生」を振り返って何か思ったことを書かずにはいられなくなってしまう、という意味ではこの映画は大傑作だと思う

[tweakk]

分かるが、クリエーターの単なる自己弁護になってしまったら目も当てられないな

[nanami_makino]

科の学問に身を置く者として共感。

[Louis]

「そして、驚くことに、この映画はその過程をあえて描かない」そう、この作品はあえて描かれてないところが多い/この評の「クリエイター」という言葉はそれ以上の幅のあるものと思った、人間誰しもクリエイター。

[el-bronco]

なるほど、と思った。でもそのテーマをなぜもっとストレートに打ち出さなかったのか。控え目にすることで何を得たのかなあ。

[julajp]

モノづくり、クリエーター、製作者そういう側の視点、体験の有無で激しく感想が異なる様子。

[kanimaster]

そうそう。ラストは衝撃だった。（ねたばれあり）

[kamanobe]

すっげー正直な感想。

[yarukimedesu]

ええ感想や。

[longroof]

いざ生きめやも(´；ω；｀)

[satohhide]

恐ろしい「人殺しの兵器」（敵も味方もである）だったことに気付き、ゾッとするのだ。>そんなこと観る前から気付いているよ。どうしてこの部分だけでみんな発狂するのだろう？

[feather303]

**この映画は、クリエーターの罪を、業をなかったことにせず、十字架を背負いながら、それでも優しく「生きて」と言ってくれるのだ。主人公がそう信じたいと思っただけであっても、欺瞞であってもいい。**

[jassmaz]

フェリーニいいよなあ。

[BIFF]

この映画に「実在の人物堀越二郎の半生を描く」なんてキャプションをつけてほしくなかったですね。全然描けていないし。「クリエーター讃歌で断罪」というのは同意。菜穂子の「生きて」に「はい」でずっこけました。

[nemoba]

罪を背をって歩く俺カッケーを飲み込めるほど中２病じゃいられないから、なんでこんな甘えて開き直った映画を作ったんだ。を宮崎本人に求める人が多いだけだと思われ。

[msio]

クリエイターの方々は、宮崎アニメ定番の「ハッパをキメてヤってやるぜ」とラッパーが言う時の帽子を押さえる仕草に似た描画についても解説すべきだと思う。

[kagecage]

創造のエゴイズムは美しさと残酷さの両方を生み出す、という話

[ryokuchan]

ラノベ作家らしいパッションを感じる。