西台・高島平 ─ 努めて忘れようとすれば、常に曇天のノスタルジー | スカート・澤部渡 - SUUMOタウン

著: スカート・澤部渡 ▲ 西台駅から見える高島平の夕暮れ／2012年11月筆者撮影 首都高中央環状線と外環を結ぶ5号池袋線と、東京の果てへ向かって走る都営三田線に囲まれた地域。高島平が、私の生まれ育った街です。どうにもこうにも寂しい街。ほぼ海抜ゼロメートル地帯*1という宿命を背負っているためか、何もかもが寂しい。それは公園の時計であろうと、駅前の噴水であろうと、スーパーマーケットの生け垣であろうと、例外はなかったように思えます。 私が多分におセンチな人間だからそう思ってしまうのかもしれません。ですが、そのおセンチな私が育った街なのです。日々の暮らしや思い出はまた別ですが、なぜか「自分が生まれ育った街」を思い出すとき、その景色は常に曇天です。 あのマンモス団地がある街、高島平私は出身地を説明するときに「高島平」と言います。「あのマンモス団地がある高島平です」。そうして会話は終わる。もっとも

[unnmo]

3年程住んでたし澤部さんがバイトしてた時期南天堂通ってた筈。びっくり。個人的には、色に乏しい低層マンションが立ち並ぶどん詰まり(西高島平)手前の静かな町という印象で散歩の楽しみは少なかったかな。あと団地。

[bow-end]

高島平はこれから団地建て替えと再編が始まるので10年後には駅前の雰囲気が変わっている

[honeybe]

いい記事だった。スカート澤部さんいい。好き。

[k_akahane]

“抜け落ちてしまって、振り返られることもない「忘れるつもりではなかったこと」に対して、私はどういう態度を取ればいいのでしょうか。答えは出ず、そうしてまた生まれた街を思い出すときには、曇天が空を覆う”

[mohri]

成増あたりから板橋区立美術館へ向かうと、急な崖線の下があって、その先に高島平がある。地形的にもすごい興味深いと思ってたものが、音楽になるという面白さ

[aceraceae]

しばらく板橋シリーズが続いたあと少しおいて高島平シリーズが始まるんだけどあのついにここまで来たんだなって雰囲気が好き。

[bookkeeper2012]

南天堂駅前店!いい本屋だったのにね

[b-zou3]

高島平近辺は味のないはんぺんみたいな街（婉曲表現）という印象を受けたけど、地元民でもそうなのか……。再開発が進むといいですね。

[imabluff]

いい文章。自分も板橋に引っ越してきてもうすぐ4年になる。郊外になりきれないこの感じって、どこの大都市の周縁にでもあるものなんだろうか？

[funaki_naoto]

動物園や植物園があって夏は花火も見られる。

[stkysm]

南天堂駅前店閉店が、曲に？！

[suslovmikhail]

結構面白いエリア。高齢化して中途半端に寂れるのはもったいない。でもそういう高齢者がこの街の歴史を作った。

[ysync]

西台にも住んでたことがある。駅裏の洋食屋が好き。

[rrringress]

一時期物件見てたけどかなり住みやすそうだった。長く住んでる人にしか見えない景色もあるのだろうな。

[programmablekinoko]

地元民だからこその黄昏を書ける。これは移住者にはわからない愁傷

[fooleryshiho]

高速下の道筋には独特の仄暗さがある（取り返しがつかないような気持ちになる、何をなくしたのか分からないけど）。私は小豆沢公園の水上バス乗場らへんから新河岸川を眺めるのが好き。自分語りを誘われた…

[WildWideWeb]

毎週土曜日、彼の選曲が楽しみで「シティポップ レイティオ 」https://www.tfm.co.jp/airship/ を聞いている。彼なりのシティーポップの定義、バックグラウンドも知ってなるほどと思う部分と意外と思う部分の両方。

[HanPanna]

大学生の時に住んでて、自殺の名所だって同期からイジられてた思い出。懐かしいなぁ。

[atohiro]

スカートの澤部さんが広告で出てきてる。良いと思っていたミュージシャンが出てくると嬉しいね。