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【平家物語 第1巻6 一門の栄華】〜The Tale of the Heike 🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【平家物語 第1巻6 一門の栄華】〜The Tale of the Heike 🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
平家一族は、高位、高官の顕職を、ほしいままにし始めた。 一寸見廻しただけでも、長男 重盛《しげもり... 平家一族は、高位、高官の顕職を、ほしいままにし始めた。 一寸見廻しただけでも、長男 重盛《しげもり》は、 内大臣《ないだいじん》兼 左大将《さだいしょう》、 次男 宗盛《むねもり》は、中納言《ちゅうなごん》右大将、 三男|知盛《とももり》が三位《さんみの》中将、 孫の維盛《これもり》が四位《しいの》少将といった具合である。 このほかに数えあげれば、きりがないくらいで、 参議《さんぎ》、大、中納言、三位以上の公卿十六人、殿上人三十余人、 各地の地方官がざっと六十何人という盛況だった。 清盛は、息子のほかに、八人の娘を持っていたが、 これ又、揃いも揃って、権門、貴顕に縁づいている。 即ち、花山院《かざんのいん》左大臣の奥方、 建礼門院《けんれいもんいん》といわれた安徳《あんとく》天皇の生母、 六条摂政《ろくじょうのせっしょう》、 藤原基実《ふじわらもとざね》の奥方で白河殿と呼ばれた人、 普賢寺