米共和党員、20年選挙での「郊外全滅」に危機感－銃規制への反対巡り

24時間で２件の凄惨（せいさん）な銃乱射事件が起きたことを受け、一部の米共和党員から対応を求める声が上がっている。共和党が新たな銃規制に反対していることが嫌気され郊外の女性・大卒有権者の支持を失う恐れがあるからだ。女性・大卒有権者は、2020年の選挙で鍵を握るとみられている。 共和党の献金者でトランプ大統領を支持する石油・ガス会社幹部のダン・エバハート氏は警鐘を鳴らす。「全米ライフル協会（ＮＲＡ）と距離を置かなければ共和党は郊外で全滅する。共和党は銃による暴力の根絶に向けて対策を示す必要がある」と述べた。 米国では昨年２月、フロリダ州パークランドで銃乱射事件が発生。犯人は殺傷能力の高い「ＡＲ－15」式ライフルを使用し、17人が犠牲となった。エバハート氏は、その１年半後にテキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで再び銃乱射事件が起きたとし、そうしたタイプの銃の禁止を求める民主党や多くの米国民と

[mmsuzuki]

“共和党が新たな銃規制に反対していることが嫌気され郊外の女性・大卒有権者の支持を失う恐れがあるからだ。女性・大卒有権者は、2020年の選挙で鍵を握るとみられている。 ”