「てにはドイツ語」という問題 安田敏朗(著/文) - 三元社

紹介 日本医学と「言語的事大主義」。 いまは忘れられた、ドイツ語を日本語の語順でならべて助詞などでつなげた「てにはドイツ語」とは、ドイツ語で医学教育がおこなわれるという、きわめて特殊で限定的な場で発生し、流通した言語変種といえる。「てにはドイツ語」による教科書も出されている。この言語変種をめぐって、日本医学界ではいかなる議論がなされたのか。「医学のナショナライズ」「ナショナリズムの医学」「日本医学」「大東亜医学」、敗戦後の「アメリカ医学」＝アメリカ英語への転換、それは、近代日本語のあり方のみならず、学知のあり方までをもうかびあがらせるものである。 目次 序 章 近代日本と「てにはドイツ語」 1 1 「てにはドイツ語」とはなにか 2 2 専門的・特権的な「てにはドイツ語」 5 3 医学とドイツ語――「上品ナ隠語」とその問題 11 4 現在の医療従事者がつかうドイツ語起源の隠語 13 5 近代

[camellow]

イッヒはヤパーニッシュだけどブルストがリーベだからアウフヘーベンしちゃうね、とかそんな感じ？ルー語の亜種？

[cinefuk]

自分のカルテを覗き込んで「ドイツ語じゃないんだな」と勝手にがっかりした思い出『ドイツ語で医学教育がおこなわれるという、きわめて特殊で限定的な場で発生し、流通した言語変種』

[machida77]

日本医学用ドイツ語という日本語化ドイツ語の世界

[mazmot]

この著者はおもしろそうや　 http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/8838/gengo0003901070.pdf

[snow8-yuki]

"を"は無いのか

[Basilio_II]

なんか金文京著『漢文と東アジア』(岩波新書)で読んだ梁啓超の『和文漢読法』ヲ想起させる。

[koinobori]

幼児の頃に覗き込んだカルテが横文字多分ドイツ語で、でもそれ以降横文字カルテを見たことがなく、残念に思ってたのだけど、もしかするとこれだったかもしれないのか。

[eroyama]

まさにフィーアウントツヴァンツィヒシステムクロノスファルシパージアモルファスステータス

[teo_imperial]

id:camellow のおかげで中身が想像出来た。でもそれはそれで面白そう。でも今って企業で「てには英語」を散々話されてるよ。そう言う経営者見る度にバカだなあとしか思わないけど。じ、自社とか言ってないからね。

[mangakoji]

スツルムじゃー

[Wafer]

私が思いついたことは id:camellow がすでにやっていた。満足してスター打って帰ります

[programmablekinoko]

一種のピジン語か。IT業界の用語とかも後々ピジンとして研究されるのだろうか

[faifan]

へー知らんかった

[napsucks]

ピジン的な話？

[noto92]

安田敏朗先生の著作は色々面白いけどまたすごい