大規模な太陽フレア発生 GPSなど影響の恐れ―NICT 時事通信 社会部2024年05月10日18時22分配信 米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星が2012年1月23日に捉えた太陽フレア(AFP時事) 情報通信研究機構(NICT)は10日、太陽で今月8日以降、大規模なフレア(表面の爆発現象)が複数回起きたと発表した。 オーロラ観測、今年も期待大 太陽活動、来年にかけ活発―北海道 NICTによると、爆発で放出されたコロナ(太陽の上層大気)のガスが10日夜以降、順次地球周辺に到達する見込みで、今後数日間、短波通信や通信・放送衛星などの障害、全地球測位システム(GPS)の誤差増大などが生じる恐れがあるという。 NICTの担当者は「スマートフォンのGPSは基地局との距離などで補正しているので影響はないと思う。衛星運用などへの障害から、間接的な影響が生じる可能性があることは知っておいてほしい」と