東京大、授業料値上げ検討 学生ら「学ぶ自由脅かす」―他大学にも影響か 時事通信 編集局2024年05月27日13時32分配信 東京大の大講堂(通称・安田講堂)=2月25日、東京都文京区 東京大が授業料引き上げの検討を始めた。年53万5800円から最大約10万円の増額が可能で、学生からは「学ぶ自由を脅かす」と反対の声が上がっている。東大の動向は他の国立大にも影響する可能性があり、注目を集めている。 多子世帯の大学授業料無償化 所得制限なし、25年度から―政府 国立大の授業料は2004年度の法人化以降、各校が省令に基づいて決める。学部の標準額は年53万5800円で、1.2倍の同64万2960円を超えない範囲で設定。東大はこれまで標準額を維持してきた一方、東京工業大と東京芸大は19年度から値上げした。その後、一橋大や東京医科歯科大などが続き、現在は全国86校中7校が標準額を上回っている。 関係者