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韓国にもイスラエルにも──トランプは交渉の達人ではなく「操られる達人」
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韓国にもイスラエルにも──トランプは交渉の達人ではなく「操られる達人」
<朝鮮半島と中東、対極の情勢を招いたのはトランプの「空っぽさ」だ――。もしもすべてが金正恩の思惑ど... <朝鮮半島と中東、対極の情勢を招いたのはトランプの「空っぽさ」だ――。もしもすべてが金正恩の思惑どおりだとしたら、どんな未来が待っているのか? 金正恩の交渉力に迫る本誌5/29号特集「交渉の達人 金正恩」より> アジア大陸の両端で、両極端の「トランプ的外交」が展開している。正反対の現状を浮き彫りにしてくれたのは、ドナルド・トランプ米大統領自身だ。 トランプは5月8日、記者会見でイラン核合意からの離脱を表明。同時に、マイク・ポンペオ米国務長官が米朝首脳会談の準備のために北朝鮮に向かっている最中だと明らかにした。 外交の余地が生まれたのは、トランプが繰り広げてきた脅しのおかげだと主張することはもちろん可能だ。しかしトランプ政権の外交を決定付ける特徴とは、大統領本人の気まぐれな性質ではないかもしれない。 予測不可能性は国政の有効なツールになり得るが、活用するには慎重に練られた戦略が不可欠だ。とこ