幼い介護者ヤングケアラー支援でじゃりン子チエ起用検討中（2/2ページ）

こうした中、大阪市も５月にＰＴを発足させた。まずは市民にヤングケアラーという言葉や存在を知ってもらうため、内部で検討されているのが、大阪ゆかりの漫画「じゃりン子チエ」を活用した啓発だ。 大阪の下町を舞台に、小学５年の女児、チエちゃんが周囲の大人や子供たちとの人情あふれる人間関係の中で、たくましく生きる姿を描いた作品。ばくち好きで働かない父親に代わり、「ホルモン焼き屋」を切り盛りする様子はヤングケアラーに見えなくもない。 ある市職員は「チエちゃんは、店の手伝いで勉強や遊びといった子供らしい部分が奪われている」と指摘。アニメ版では「ウチは世界一不幸な少女や」というのがチエちゃんの口癖だったが、「周囲から孤立しているわけでもなく、ヤングケアラーといえるのか」といった意見もあり、評価は割れているという。 定義に不明確さも一方、濱島教授は「問題を認識してもらう入り口としては悪くない」とした上で、「ヤ

[minamihiroharu]

じゃりン子チエでは「周囲のコミュニティによる助け合いがあれば、テツがあんなんでもチエちゃんには問題なかった。行政による補助に頼らない地域自助の精神が大事」みたいな話に落とし込まれて終わりじゃねえの？