駅での襲撃事件どう防ぐ 通常ダイヤに合わせて訓練 大阪府警とＪＲ西日本

電車内や駅の構内で乗客らが襲われる事件が後を絶たないことを受け、大阪府警和泉署とＪＲ西日本は３日、大阪府和泉市のＪＲ和泉府中駅で合同訓練を行った。訓練は実際に客が乗った電車のダイヤに合わせて実施。通常運転中の電車を使った訓練は府内では初めてで、署員や駅員ら約３０人が対処方法を確認した。 訓練は刃物を持った男が電車を降りてホームや改札内で暴れているとの想定で行われた。午前１１時過ぎに快速電車がホームに到着すると、駅員らが乗降客の安全を確保しながら、盾やさすまたを使って犯人役を制圧。「落ち着きましょう」などと呼び掛け、警察の到着を待った。 同署によると、同駅では昨年、喫煙を注意した客や駅員が殴られる事件が相次いで発生。田村俊光駅長は「何か起きた際は駅員が初動の対応をしなければならない。慌てずに落ちついて利用客の安全を守りたい」と力を込めた。同署の稲垣英治地域課長は「利用客がいる中での緊迫感があ