米の橋崩落、復旧長期化か 長官、混乱抑止に全力

ブティジェッジ米運輸長官は２７日、ホワイトハウスで記者会見し、東部メリーランド州ボルティモアの橋崩落事故について「復旧は簡単でない」と述べ、長期化するとの見通しを示した。ボルティモアの港に船の出入りができなくなっていることから、供給網の混乱抑止に全力を尽くす考えを示した。 ブティジェッジ氏は、ボルティモアの港が自動車の輸出入などで重要な拠点となってきたと説明。「周辺を越えた地域への影響を懸念している」と語った。 コンテナ船が２６日未明に橋脚に衝突し、橋の上で道路を修復していた作業員８人が転落、うち６人の死亡が確認された事故の原因に関しては、運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）の調査結果を待つと述べるにとどめた。ＮＴＳＢは２７日、船からブラックボックスを回収したと発表した。（共同）