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傾いていた旅館が倒壊 「全壊」で公費解体申請中に 石川・輪島
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傾いていた旅館が倒壊 「全壊」で公費解体申請中に 石川・輪島
能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市で28日夕、旅館の建物が崩れ倒壊した。けが人はいなかっ... 能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市で28日夕、旅館の建物が崩れ倒壊した。けが人はいなかった。29日に取材に応じた所有者によると、元日の地震で傾いて「全壊」判定を受けたといい、今月、公費解体を申請していた。 倒壊する瞬間を目撃した近くの男性(45)は「地震後、しばらくたってから崩れた建物は他にもあり、危険な状態が続いているが、公費解体は遅れている。一刻の猶予もない」と不安を口にした。 男性は、建物が音を立てて揺れているのに気づき、近隣の住民に注意を呼びかけた。その直後に崩れ、旅館前の道路にもがれきが飛び散った。 近くの住民が撮影した映像によると、傾いて電柱に寄りかかっていた建物から「ばき、ばき」と割れるような音が響き、付近から叫び声が上がると瞬く間に崩壊し、辺りに土煙が立ち込めた。