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〈社説〉宗教2世虐待 命にかかわる問題として|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
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〈社説〉宗教2世虐待 命にかかわる問題として|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
親が信者の「宗教2世」の中に、教義などを理由に虐待を受けている子がいる。亡くなった事例もある。緊... 親が信者の「宗教2世」の中に、教義などを理由に虐待を受けている子がいる。亡くなった事例もある。緊急性の高い問題である。 こども家庭庁が、保護者の宗教などに起因する児童虐待を巡る全国実態調査を公表した。 調査は民間の調査会社が補助金を受けて実施。児童相談所、救命救急センターのある医療機関、市町村、学校にアンケートし、宗教2世から聞き取りをした。 回答した児相229カ所のうち2022年春~23年秋に宗教虐待とみられる事例を把握したのは37カ所。計47件に対応し、うち19件で一時保護した。「恐怖をあおる、無視や嫌がらせで子どもの自由な意思決定を阻む」が最多で、「信仰の宣言の強制」などが続く。 浮き彫りになったのは、子どもの命に直結する「医療ネグレクト」の深刻さだ。138の医療機関から得た回答では、20年秋からの3年間に、病院を受診させなかったり輸血させなかったりした事例が少なくとも計20件あった