過去に遡る情報窃取を阻止、TLS 1.3が重視する「前方秘匿性」とは何か

TLS（Transport Layer Security）1.3では、使用できる暗号アルゴリズムが大きく制限された。例えば鍵交換には、前方秘匿性のあるDHE（Diffie-Hellman key Exchange）とECDHE（Elliptic Curve Diffie-Hellman key Exchange）以外の暗号アルゴリズムは使えないようにした。過去に遡っての情報窃取を防ぐためだ。 言い方を変えれば、前方秘匿性のない暗号アルゴリズムでは秘密鍵が漏洩すると、過去に収集されていた暗号文がすべて復号される恐れがある。 前方秘匿性のない暗号アルゴリズムを使っているメールサービスを例に説明しよう。 メールサービスの利用者はメールを送信するに当たり、まずプロバイダーのメールサーバーの公開鍵を入手する。 次にメールの暗号化に使う「共通鍵のもと」を公開鍵で暗号化し、プロバイダーのメールサーバーへ

[John_Kawanishi]

有料会員じゃないから2㌻目が読めないんだけど要はその秘密鍵て奴を｢使い捨て」にして昔暗号化したのを復号化するのには使えない様にするらしい