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第3回 軽いUDPを使いネットワーク的な“近さ”を判断
第2回で紹介したIP Anycastでは、パケットの送り先を決める仕組み(経路制御)を応用する。宛先IPアドレ... 第2回で紹介したIP Anycastでは、パケットの送り先を決める仕組み(経路制御)を応用する。宛先IPアドレスに至る複数の経路がある際に、「ネットワーク的に近いかどうか」など、様々な要素を勘案して最適な経路を選ぶのだ。 広域ネットワークにおけるIP Anycastでは、経路の選択にBGPを利用する。BGPは大規模なネットワーク同士のやり取りで使うルーティングプロトコルで、ASという単位で経路制御を実施する。プロバイダーなどの大規模ネットワークが、インターネット上で一意のAS番号を割り当てられているのだ。AS間では各種のパラメータを交換し、「受け取ったパケットを、次にどのAS番号のネットワークに送り出したらよいか」をまとめた経路表を作成する。自らが持つ経路情報を隣接ASに伝播する際は、自分のAS番号を追加して伝える(図1上の(1)~(3))。すると宛先のIPアドレスごとに、経由するAS番号
2014/02/19 リンク