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情報革命をけん引する「智民」への道は険しい、前段階の「知民」、そして残念な存在としての「痴民」
少し前、経済産業省と当社で進めているプロジェクトの一環で、公文俊平先生(多摩大学情報社会学研究所... 少し前、経済産業省と当社で進めているプロジェクトの一環で、公文俊平先生(多摩大学情報社会学研究所所長)を訪ねた。 言わずと知れた社会システム論の大家であり、日本における情報社会論の第一人者でもある。ネット社会の在り方について、黎明期のさらに前から言及を重ね、現在も精力的に活動を続けている。 情報社会論に関する公文先生の論考は、近著「情報社会のいま あたらしい智民たちへ」を一読いただきたい。ここで触れておきたいのは、公文先生が提示するネット社会のビジョンが、一貫して前向きで楽観的(オプティミスティック)だということ。 私自身、慶應大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)で90年代前半にインターネットの「洗礼」を受けており、基本スタンスは楽観主義者だ。しかし公文先生のビジョンは、その私をはるかに凌ぐ、一点の曇りもない、澄んだ青空のようだった。 ところが今回、公文先生からうかがったのは、先の著書で触
2013/06/27 リンク