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博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る短期集中連載。 全5回に... 博覧強記の料理人、美味の迷宮を東奔西走す! 日本の「おいしさ」の地域差に迫る短期集中連載。 全5回にわたりお届けしている「うどん編」。 前回は、讃岐うどんが一気に全国区になった過程が綴られました。 今回は、稲田さんの青春の味? 京都のうどんについて。 うどん編② 主観的には日本一、京都のうどん 前回、京都での学生時代に「冷凍讃岐うどん」にハマったという話をしましたが、この時代、僕はもうひとつの生涯忘れられないうどんに出会っています。それが、京都の街中のごく庶民的な定食屋さんやうどん屋さんで食べられるうどんです。 こういったうどんを、「讃岐うどん」に対抗して「京うどん」と呼びたい気持ちも無いではないのですが、僕はどうしても、どこかそれを憚ってしまいます。それは決してローカルグルメというものでも、名物として喧伝されるべきものでもなく、ただただ近所で生活する人々のために、当たり前のようにそこにあ
2024/04/06 リンク