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コーヒー沼
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―スクビズム、下への願望― マゾヒズムとは、性愛の対象である女性の美しさを讃え、その他のあらゆる価値、とりわけ男性としてプライド、人間としての尊厳を女性美への憧れの前に跪かせ、踏み躙ることに快楽を求める異常性愛であると私は考えています。 具体的には、対象女性に跪いたり、足や靴を舐める。 あるいは身に着けていたもの、排泄したものを口にする。下僕や奴隷となって命令に従い、働く。 はたまた犬、馬、家具といった人間以下の物に変身し、対象女性に使用される。多種多様なこれらの願望に共通するのは、対象女性を上位に、自らを下位に置こうと志向している点です。 沼正三は、『ある夢想家の手帖から』において、こうした願望を総称して「スクビズム(succubism)」と呼び、この概念をもって、正当マゾヒズムの諸相(三者関係は除く)をすべて説明できるとまで言い切っています。 沼は、スクビズムを次のような五類型に分けて
このあたりで、私のマゾ遍歴を披露させていただきます。 ・最初の記憶 まず、いつからマゾなのかというと、生まれたときからですね。 物心ついたときにはすでにマゾ妄想をしていた記憶があります。 一番古い記憶は、特撮ヒーローものの子供番組を見ていて、ヒーローが悪役の美女にボコボコにやられるシーンを見て昂奮したというものです。 どういうわけか、戦隊もの、ロボット刑事ものをとわず、こういう特撮ヒーロー作品には必ずといっていいほど悪役に美女がいて、これがまためちゃめちゃ強い。 一番記憶に残っているのは『機動刑事ジバン』という作品にでてきた「クイーンコスモ」というキャラクターですね。 「地球に女だけの帝国を作る」という野望をもっていて、悪の軍団に属せずむしろそれを利用して行動していました。 とにかく理不尽なほどに異次元の強さで、ジバンとの対決は、戦っているというより嬲っているという感じで、魔法を使ってエレ
ブログを移転します! 移転先↓ マゾヒズム文学の世界 ・はじめに ・マゾヒスト・谷崎潤一郎―真に理解しうる人々による真の理解を目指して 総論 ・日本のマゾヒズム文学の三大要素 ・スクビズム総論 ・苦痛と陵辱 ・愛情の一方通行 ・女の忘却 ・手段化法則と物化倒錯 ・生体家具の代替性と慈畜主義 ・セルヴェリズムとパジズム ・トリオリズム総論 ・ミスター・ポストマン―マゾッホと谷崎のトリオリズム ・白人崇拝論 ・明治人の仰ぎ見た西洋人 ・韓国崇拝論 ・ドミナの類型学 ・「思想小説」か「好色文学」か ・谷崎潤一郎と沼正三の共通点と相違点 谷崎潤一郎序論 ・『創造』論~美男美女崇拝 ・『女人神聖』論~貴族の兄妹、奴隷の兄妹 ・『嘆きの門』論~華族様の恋 谷崎潤一郎のスクビズム ・『少年』論~スクビズムの楽園 ・『富美子の足』論~やっぱり足が好き! ・『捨てられる迄』論~堕ちていく快楽、委ねる快楽 ・
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