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第39回 表現者|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
乾杯を交わした後で、3日前の挑戦者決定戦での戦型選択の意表について行方尚史に尋ねた。 なぜ相振り飛... 乾杯を交わした後で、3日前の挑戦者決定戦での戦型選択の意表について行方尚史に尋ねた。 なぜ相振り飛車を選んだのか。大一番こそ普段通り戦うというのが勝負事の常識と言われているのでは、と。 彼は柔らかな口調で言った。 「今ひとつしっくり来ていなかったので、全てを変えなくちゃいけないと思ったんです。ちょっと飛びたいな、と。うん。飛びたいなと思った。僕の将棋は地味なので、飛びたいと思ったんです」 ちょっと飛びたい――。 ゾクゾクして、思わずニヤついてしまった。行方が選ぶ言葉は時々、鮮やかに生きることへの憧憬を漂わせている。 行方尚史は表現者である。もちろん盤上技術で、勝つことへあらゆる死力を尽くすことで表現する者。さらには生きる姿勢や流儀によって、自分とは何者かを伝え続けている存在だと思っている。棋士としての在り方、佇まいだけではない。彼の書いた文章を初めて読んだ時、心底そう思った。
2015/04/09 リンク