政治家のパフォーマンスにつぶされた「私のしごと館」 / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社

前回は、役人のマインドコントロールの巧みさを書いたが、それは政治家も似たようなものだ。派手なパフォーマンスによって、メディアや国民の目をくらましたり、本質的な問題から目をそらしたりするのは政治家の得意中の得意である。 そんなことをしみじみ感じたのは、厚生労働省管轄の独立行政法人「雇用・能力開発機構」が運営する「私のしごと館」の存続問題について、わたし自身が有識者会議の委員の一人としてかかわり、不条理とも言えるいきさつを目の当たりにしたからである。 この話題は、「第139回 赤字の公営施設はただ潰せばいいのか」でも取り上げたので、詳しい内容については、そのときの記事をご覧いただきたいが、その後、９月18日の茂木敏充行革担当大臣(当時)と舛添要一厚生労働大臣の会談によって、今年中に廃止という方針になってしまったようだ。 これに対するメディアの反応は、「私のしごと館」は無駄遣いのシンボルだ

[mousecat]

今日しごと館に行ってきたが全面的に同意。

[gurutakezawa]

民間委託に一票。「キッザニア」という成功例もあるわけだし。

[ys0000]

全面的に同意。すでに使った額と、今後使われる額は分けて考えるべき。構想時に廃止を訴えて失くしたのであったら評価した。今これを廃止することで得られるメリットは、デメリットを考慮すればそんなにないよ。

[tsysoba]

実際の「無駄」度合いより、テレビ映り、という話。