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ブックマーク / www.lovepiececlub.com (13)

  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 山口達也と非生産

    TOKIOのメンバー山口達也氏の事件、醜悪なハラスメントのデパートすぎてどの方向からも一切擁護できない。 それとは別に、「病院」についての報道に衝撃を受けた。スーパースターが、病院からテレビ局に通ってテレビに出ていた。もしかしたら芸能界ってそういうことが結構あるのかもしれない。でも初めて聞いた。 5年前、私はバラエティ番組に出演したことがあった。芸能人と専門家がたくさん出る、お悩み相談の番組。「毒親漫画家」という肩書きをつけられ、2〜3時間かけて打ち合わせしたのだが、当日になると自分の考えとはまったく違うセリフが用意されていて、ママタレントたちに向かって大きい声でそれを読み上げるように、と指示された。 控え室っぽいところで「練習してみましょう」とディレクターの人に言われて「あなたは毒親予備軍です」「もっと大きい声でお願いします」「あなたは毒親予備軍です!」と繰り返した。 「ほんとに? 私こ

  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - べんとうこわい

    子どもが小学校に入学するんだけど、4月の3週目あたりまで給がないので、弁当を持っていかなければならない。入学式までのあいだは、学童という子どもを預かってくれるところに通う。そこでべる弁当も作らなきゃいけない。 子どもが生まれてから6年、弁当を作る機会は5回くらいしかなかった。毎回、1週間前くらいから「今から買っておくもの(なんか弁当便利グッズみたいなやつ)、前日に買うもの(果物とか)」を頭の中で唱え、当日は茹でたり詰めたりするのに2時間はかかるのでものすごい早起きした。 急に毎日弁当をつくる生活が始まることで、保育園のママたちは「大変だね、やだね、どうしよう」と言ってて、私も「どうしよう、2時間かかるんだよね」と言ったらビックリされた。 「弁当つくるのがすごく苦手なんだ」と言うと、弁当作りに慣れている人がいろいろ教えてくれる。下準備の仕方(前の日の夕飯の時にブロッコリーなど茹でておいて

  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 女子中高生に固執する成人男性たち

    このコラムに何度も書いていますが、私は中高生の頃、登校中や下校中、休日に出かけた先、至る所で、見知らぬ成人男性たちにあとを着けられたり、やけに楽しそうに声をかけられたり(ナンパではなく「このへん危ないから送りますよ」等、親切をしていますよ、という内容の声かけ)触られたり体をくっつけられたり勝手に写真を撮られたりした。 毎日毎日どこからともなく、そういった見知らぬ成人男性が湧いて出てくるのである。周りの友人たちもそんな感じだった。つまり女子中高生に嫌がらせをする成人男性がとんでもない数、存在するということである。 最近、とあるイラストがツイッターのTLに流れてきた。 それは、街で見かけた女子中学生を美少女ゲーム風のイラストに起こしたもの。制服の小さいマークや、服の袖などのデザインの細部に渡り、胸や尻の大きさ、髪の毛の匂い、素朴な表情や動作、スカートが風で揺れて見えたふともも、などが注釈付きで

    LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 女子中高生に固執する成人男性たち
  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - リベンジポルノ男の扱われ方

    リベンジポルノについてのコラムを多く見るようになったけど、それらは「リベンジポルノにご用心!」「リベンジポルノは自分で防ぐ!」「彼の『撮らせて』を上手に断る方法」「自業自得と言われても仕方ありません!」などなど、女への警告ばかり。 テレビのニュースでも、女子高生や10代の女の子にインタビューをして「裸の写真を撮らせてとか、送ってとか言われたことある?」「どうして送ったの?」と聞いているのを見た。「送らなかったら嫌われるかもって思った」「別れることになったらイヤだから」と答える女の子たち。「簡単に撮らせちゃダメでしょう(呆)」「ちゃんと断らなきゃ〜(苦笑)」的な番組からのメッセージ。だけど男子への「裸の写真をちょうだいと頼んだことはある?」「どうして裸の写真をほしがるの?」と聞くインタビューは見たことが無い。一見、男子に聞くのはバカバカしく見える。男が女の裸やHな写真を欲しがるのは「当たり前

  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 女子中高生に固執する成人男性たち

    このコラムに何度も書いていますが、私は中高生の頃、登校中や下校中、休日に出かけた先、至る所で、見知らぬ成人男性たちにあとを着けられたり、やけに楽しそうに声をかけられたり(ナンパではなく「このへん危ないから送りますよ」等、親切をしていますよ、という内容の声かけ)触られたり体をくっつけられたり勝手に写真を撮られたりした。 毎日毎日どこからともなく、そういった見知らぬ成人男性が湧いて出てくるのである。周りの友人たちもそんな感じだった。つまり女子中高生に嫌がらせをする成人男性がとんでもない数、存在するということである。 最近、とあるイラストがツイッターのTLに流れてきた。 それは、街で見かけた女子中学生を美少女ゲーム風のイラストに起こしたもの。制服の小さいマークや、服の袖などのデザインの細部に渡り、胸や尻の大きさ、髪の毛の匂い、素朴な表情や動作、スカートが風で揺れて見えたふともも、などが注釈付きで

    LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 女子中高生に固執する成人男性たち
  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 神輿男のケツ

    私は子供の頃、全国から観光客がやってくるようなお祭りと神輿で有名な東京の下町に住んでいた。母は祭りや神輿は好きだが、神輿をかつぐ男達のことは嫌 悪していた。フンドシ姿(ケツの肉丸出し)で汗を飛び散らせ高揚し、周りの人たちが自分をカッコイイと思ってると信じて疑わず、「THE 男!!!」な蒸 気した眼で「どうだどうだ!」と得意気な様が、気に入らないようだった。母は、神輿男たちの様子から「俺のマラでヒィヒィいわしたる、どんな生意気女もコ レさえ与えときゃあ大人しくなりやがるんでぇ的、江戸っ子セックス」を連想し「ああいう男の人たちは嫌」と言っていたと思う。その真意とは無関係に、私も いつの間にか「神輿男嫌い」になってしまった。 先日、出向いた先で祭りをしていて、たくさんの神輿に遭遇した。私はなんとなく、「神輿男」を目に入れないようにしている自分に気付いた。それは、目に も入れたくないほど心底嫌いな

    LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 神輿男のケツ
  • LOVE PIECE CLUB - 女印良品 記事一覧

  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 火野正平と聖人

    何気なくテレビを見ていたら、笑福亭鶴瓶の対談番組「巷の噺」がやっていた。ゲストは火野正平。その時まで、女と次から次へと付き合う男を「平成の火野正平」と揶揄するフレーズでしか知らなかった。だけどこの番組を見て衝撃を受けた。 「巷の噺」は、一般人の街頭インタビューVTRを見た鶴瓶とゲストがただ思い浮かんだことを適当に喋る、という当に気の抜けた番組だ(なんだか分かんないけどそれが面白い)。 VTRに、道ばたでスタッフが適当に声をかけた女性3人組が出てきた。3人は同級生で54歳。ひとりはスマートな美人、ひとりはメガネをかけた「男に縁が無い」という人、ひとりは雪だるま体型のパサパサ茶髪の人だった。 VTRが終わって鶴瓶が「正平さんはこの3人だと、どの人がいいの」みたいなくだらない質問をした。火野正平は渋いしゃがれた声で、雪だるま体型の人を選んだのだった。会場のスタッフがドッと笑う。つまり一般的には

    LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 火野正平と聖人
  • LOVE PIECE CLUB - 雨宮処凛 - 第7回 雨宮処凛 「化粧する私が化粧する男が好きな理由」

    すっぴんを見せられない。メイクしないで外出なんてもってのほかだ。数少ない私のすっぴん目撃者は、「詐欺だ!!」と憤慨する。それらいの落差がある。体調が悪い日、午前中にすっぴんで病院に行き、午後にフルメイクで同じ病院に薬を取りに行った時などは、同一人物と認識されなかったこともある。 今回、「化粧する私」という原稿を書くにあたり、今まで考えたこともなかった「化粧」について、考えた。気がつけば、毎日毎日ほぼ休むことなくしている化粧。一言で言うと、私は化粧するのが大好きだ。それは自分のすっぴんが地味すぎるから。だけど10代まではそんな貧相な素顔を晒して生きていたわけで、しかし、化粧をするようになった瞬間、私の世界はがらりと変わった。 一言で言うと、他人の態度が変わったのだ。それは男性一般の態度もそうだけど、「メイク」は私にとって、別の意味も持っていた。私のメイクの入り口は、コスプレだったからだ。 好

    LOVE PIECE CLUB - 雨宮処凛 - 第7回 雨宮処凛 「化粧する私が化粧する男が好きな理由」
  • LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 未知との遭遇

    ※このコラムは表現上、「母」と「娘」という呼称で固定して書きました。 受験校、就職先、結婚相手などを母親に勝手に決められたり、世話などの行為の動機が「あなたのためよ」で終始している割にはこちらの要望は母親の言動に全く反映されなかったり、その為、母親に何をしてもらってもただ虚しいだけ、他人からは「それだけ母親にしてもらってありがたいわね」「恵まれてるわね」と言われ、自分でも「ありがたいと思わなきゃいけない」と強く感じ、必死でそう思おうとがんばっているのだがふと気を抜くと「母に感謝」なんて一切思っていない自分の気持ちに気づいたりする。そういう娘がいる。 母に抵抗を示すと母も反発をする。その母の反発が暴言を吐く、愚痴を言う、泣き言を言う、他人に言ってやるなどの脅しをする、などそれぞれタイプや状況は違っても、いつも母親に感情をねじ伏せられ母にとって都合のよいストーリーの中の登場人物として動くことだ

    LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - 未知との遭遇
    eririchan3031
    eririchan3031 2015/06/09
    じゃりン子チエキーホルダーにはいろいろなものが詰まっていた。買うしかない。レジへと急いだ。 この文章の〆が凄くよかった。何気なく見ていたあのアニメ。今なら思う。子供はそこまでする必要がないという事。
  • 支配され男|田房永子の女印良品

    奥さんの暴力と罵倒と脅迫(自殺ほのめかし)によってがんじがらめに支配されている男性の話を聞いた。奥さんは絶倫。結婚したばかりの頃はちんちんが勃たないのに1日3回を強要され、拒否すると窓から飛び降りようとする等、警察が出動するレベルで大騒ぎするという。拒否するよりも、ちんちんを無理矢理でも勃たせたほうがマシなので、奥さんから強姦を受ける形でセックスに応じていたという。 その奥さんは、今まで聞いたことのある「すごい女」の中で飛びぬけてキてる女の人だった。私の母も「大暴れを武器に娘を支配型」の女だけど、この奥さんには及ばない。リアルタイムで人と結婚中の男性から生で聞いたのも臨場感がハンパなかった。 奥さんは、セックス以外でもすぐキレて、暴れて、絶対に自分の思い通りにするという。そのやってることが「わがまま」とかそういうレベルじゃない。その男性の人権が奥さんの中で存在していない。男性が「それで

  • 「母性」という言葉 |田房永子の女印良品

    「母性」という言葉 |最近注目を浴びる陰核主義ライター田房永子の連載! ”女向け商品”を陰核でダウジング&陰核主義でレポートします! 「母性」という言葉 2012年1月28日 「母性」という言葉は主に、「自分の子供を守ろうとする能」とか「可愛いと思う気持ち」という意味として使用されています。そして、女は妊娠すると途端にソレが「わいて出てくる」ということに我が国ではなっています。 例文としては「お腹の子がいとおしいと思う。私にも、母性がうまれてきたのかな?」とか、「妊娠して性欲が減退するのは、母性が強くなっているからですよ」とか。この文をよく見ると、実は「妊娠したらなんかちょっと変わった(変わる)」ということを言っているだけ。だけどその“漠然とした変化”を伝える際、そこに「母性」という言葉を使用するとアラ不思議、たちまち「母としての進化」「人間としての成長」「女として一人前」という“な

    eririchan3031
    eririchan3031 2012/10/11
     母性に潜む裏話だねーこれは。
  • 「いやらしい子」問題|田房永子の女印良品

    「いやらしい子」問題 2012年6月 7日 3月、私は初めての出産をした。その数ヶ月前、おなかの中の“何か”が「女の子」だと分かったとき、すごくうれしかった。診察室で「えへっ あはっ 女の子? うへっへっへっ」と笑いがとまらなかった。それまで「絶対女の子がいい!」と意識していたわけではなかったし、もしかして「男の子」でも同じようにうれしかったかもしれないけど、スキップしながら帰る勢いで喜んでいる自分に「私はこんなに『女の子』を望んでいたんだな」と思った。 3月末、私の単行「母がしんどい」が発売された。「母がしんどい」は、両親との決別に至るまでを描いたコミックエッセイ。「母といるとなんだか息苦しい」女の子、エイコが主人公で、幼少期からのエピソードをまとめた。その中で、「お母さんがブラジャーを買ってくれない」という項がある。 《学校の周りの子はもうみんな、スポーツブラじゃなくて格的なブラ

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