2014年1月から12月末までの出版社別売上げランキングを発表した。「和書」の1位から8位までは前年と同じ。トップ5はKADOKAWA、講談社、集英社、小学館、学研マーケティング。アマゾンジャパンでは、既刊書の在庫率改善に注力した出版社が売上げを伸長させたと分析している。 なお、本紙「新文化」2015年2月12日号では、「Kindleストア」「紙版+Kindle版 総合」ベスト50も掲載する。 →「和書」ベスト100はこちら(PDFをダウンロード)
田中達治『どすこい 出版流通』(ポット出版) アマゾンと出版社との直取引がここ1年で拡大している。その背景にあるのが、楽天ほか、大手出版社や大日本印刷による業界第3位の取次・大阪屋を救うための出資だ。競合相手の楽天の傘下に入る予定の大阪屋とは日本上陸以来の取引先だが、同社との決別を視野に入れ、自らの取次機能を強化しようと急ピッチで直取引の物流網を整備し始めている。これはアマゾンが粛々と事業を拡大するというレベルを超え、出版流通を大きく揺るがす”終わりの始まり”なのである。 ここで少し、出版界の流通事情について説明が必要だろう。そもそも出版界は、出版社(製)、取次(卸)、書店(販)の3者が、1冊1冊の書籍・雑誌の売上をレベニューシェアするかたちで売上を分け合っている。大昔は三位一体などという言葉を使ってこの3者の強い関係性を表現していた。また、この3者による流通ルートを”正常ルート”などと呼
電子書籍ストア「BookLive!」を運営する凸版印刷グループのブックライブ(東京都台東区)は11月7日、電子書籍専用端末「Lideo(リディオ)」を12月10日に発売すると発表した。価格は8480円。毎秒最大40メガビットの通信が可能なWiMAX(ワイマックス)の通信モジュールを内蔵しているのが特徴だ。 米アマゾン・ドット・コムは11月19日に、NTTドコモの3G回線を無料で利用できる「Kindle Paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト) 3G」を1万2980円で発売するが、データ容量が大きい漫画はWi-Fi環境下でダウンロードする必要がある。ブックライブは、日本の電子書籍市場が漫画中心に牽引してきた背景を受け、高速通信を無料で提供し、漫画もダウンロードできる環境を整える。 5つあるボタンには日本語の表記が リディオは初心者や高齢者に優しい設計にも気を配った。初期設定時に会員
今月下旬にキンドル・ペーパーホワイトが発売されるなど、いよいよ日本での電子出版に本格参入するアマゾンだが、お膝元の米国では街の書店や量販店との間で摩擦が高まっている。理由は、アマゾンが余りにもビジネスの手を広げ過ぎたことによって、それらの業界との間で利害が衝突するようになったからだ。 先日、米New York Times紙に掲載された「Booksellers Resisting Amazon’s Disruption」という記事によれば、アマゾンが出版する(紙の)書籍を、米国の大・小書店が自らの店舗で販売することを拒否しているという。 いつの間にか出版社になっていたアマゾン ちょっと、ややこしいので最初に説明しておくと、書籍販売を中心とするEコマースを主な生業とするアマゾンだが、数年前から同社自身が出版業に乗り出している。 アマゾンは2009年に「アマゾン出版(Amazon Publish
電子書籍、群雄割拠の時代に 出版大手の学研ホールディングスと、主婦の友社、PHP研究所など複数の中堅出版社が、インターネット通販最大手のアマゾンと電子書籍サービス「キンドル」日本版の配信契約で合意した。3社より小規模な出版社を含めると合意は40社以上に上る模様だ。キンドルを巡って大手・中堅出版社の契約合意が明らかになったのは初めて。 紙の本の販売で国内大手書店と一、二を争い、電子書籍でも欧米で実績を持つアマゾンは、日本の電子書籍市場の最重要プレーヤーになるとして本命視する見方が業界内には根強い。キンドル日本版の開始時期について、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は先週、「年内に発表する」と語った。 学研は昨年、アマゾンの紙の本の年間売り上げランキング5位。自社の電子書籍を販売するサイトを運営し、紙と電子の同時発売にも積極的で、約千点の電子書籍データを保有する。主婦の友社
Amazonのクリスマス商戦において,電子書籍が通常書籍の売上を上回ったというニュースが出版関係者を驚かせた。Kindle自体の販売台数も100万台を突破し,またその上で閲覧できる電子書籍もすでに40万冊になろうとしている。 ここで驚くべきは,Amazonでの電子書籍登録がオンラインで誰にでも可能だということだ。 (現在は日本語コンテンツは不可だが,近い将来開放されるだろう) これが電子書籍の登録画面,Amazon Digital Text Platformだ。 Amazon.comのユーザーIDを持っていれば誰でもアクセスできる。 そして次のような画面にしたがって,内容を登録していくだけで自動的に電子書籍登録ができるのだ。 登録内容は,(1)書籍の基本情報,(2)書籍の販売地域と販売条件,(3)書籍データのアップロード(データは自動変換される),(4)書籍の価格 の4つだけ。しかもその手
和書と雑誌を合計した販売金額上位100社をまとめた。同社では、1.順位の変動に関わらず全出版社の売上げが上昇、2.「なか見!検索」の利用など積極的なマーケティングを実施した出版社の売上げ増が顕著、3.「e託販売サービス」を利用して全点を在庫し、常に「在庫あり」の状態を維持したディスカヴァー・トゥエンティワンなどの上昇が著しい、などをトピックスとして挙げている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く