大海原で稲光を生じさせつつ航行する巨大な船。どこか幻想的な趣があるが、最近の研究によるとちっとも幻想的ではないという。 なんと貨物船が雷を作り出していたというのだ。環境にとっては歓迎できる事態ではないだろう。
東京都新宿区と板橋区は26日、区内の小中学校給食の牛乳を25日に飲んだ児童や生徒、教職員から「いつもと違う味がする」「せっけんの臭いがする」などの訴えがあったと発表した。新宿区の40校中29校、板橋区の75校中24校の計1900人以上が違和感を感じた。板橋区では児童1人が帰宅後に下痢を訴えるケースがあったが、牛乳との因果関係は不明という。
滋賀県草津市で県道に設置された安全運転などを呼びかける電光掲示板に、「ミサイルが落下した」という誤った情報が25日夜と26日朝の2回にわたって表示されていたことがわかりました。警察は設定ミスだとして謝罪しています。 誤った情報は25日午後5時半すぎから午後11時ごろまでと、26日朝6時ごろから午前9時20分ごろまでの2回にわたって表示されていたということです。 警察が原因を調べたところ、25日夕方、滋賀県警察本部の交通管制センターの職員が、Jアラート=全国瞬時警報システムの情報が伝えられた際に表示する文字情報を作成していたところ機械の操作を誤ってミスが起きたということです。 滋賀県警交通規制課の長達男課長は、「県民の方々に不安を与えたことをおわびする。今後は、情報板の適切な運用・管理に努めたい」と話しています。
警視庁板橋署は25日、同署に勾留していた男性(46)が留置施設の同部屋の男(32)から頭を踏みつけられる暴行を受け、死亡したと発表した。同署は男を傷害容疑で現行犯逮捕し、傷害致死容疑も視野に調べている。 同署によると、現場は署内にある留置施設の3人部屋で、当時は男性と男がいた。今月4日午後1時25分ごろ、留置施設を巡視していた署員が「バン」という大きな音を聞いて部屋に向かうと、男が男性の顔を踏みつけていた。男性は意識不明の状態で病院に運ばれて脳挫傷など3カ月の重傷と診断され、24日に死亡した。男は暴行を認め、「なぜやったか分からない」と話しているという。 男は知人の車を壊したとして8月20日に器物損壊容疑で逮捕、起訴された。精神科への通院歴があり、医師の診察を受けさせたうえで同署で勾留していたという。傷害容疑で逮捕後、責任能力を調べるため鑑定留置されている。 同署の天口真二副署長は「管理は
ことしもノーベル賞の発表まであと1週間余りとなりました。日本は、ここ3年、連続して受賞者を出し、初の4年連続のノーベル賞受賞となるのか注目されていますが、その一方で、過去の受賞者からは、このままでは日本の研究者がノーベル賞を取れなくなる時代が来ると強い懸念の声が相次いであがっています。 ところが、去年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典さんは「日本の大学の状況は危機的でこのままいくと10年後、20年後にはノーベル賞受賞者が出なくなると思う」と強い危機感を訴えています。 実際、技術革新の源となる研究論文の数を2015年までの10年間で見ると日本は低迷が続いています。 ことし3月、世界的な科学雑誌「ネイチャー」は、日本の科学研究が失速し、このままではエリートの座を追われかねないと指摘しました。 研究論文の数を比較するとアメリカ、中国、イギリス、韓国などいずれも増えているのに日本だけが伸び
愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)でいつも一緒に行動しているモモイロペリカンの「ウッディ」(15歳)と「クーパー」(12歳)。2羽とも2006年からオスとして園で育てられてきたが、今年に入ってウッディが実はメスだと判明した。園は8月にホームページで「改名したほうがいいですか」といったん呼びかけたが、すでに名前が親しまれていることもあり、そのままにして見守っている。 園によると、モモイロペリカンは体の色などの外見がオス・メスとも同じだが、オスの方が大きい。園では2羽ともほぼ同じ大きさで、以前飼育したメスのモモイロペリカンより体が大きかったので、オスとして飼育を始めた。2羽はいつも一緒で、ウッディはおとなしく、クーパーは活動的だったという。 今年になって鳥インフルエンザが流行し、2羽を一時屋内で飼育したのをきっかけに、園が6月、2羽の羽根を採取してDNA検査で性別を調べてみた。すると、ウッディ
AIとロボットの進化で2035年までには仕事の半分が消滅する可能性が高い。そのとき、日本の企業が維持してきた終身雇用という岩盤規制はどう崩壊するのか。また、それに備えて個人はどう生き方を変えるべきなのか。 経営コンサルタントで『仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』の著者・鈴木貴博氏と人事コンサルタントの城繁之氏が9月1日東京・八重洲ブックセンターでのトークイベントで激論を戦わせた。 付加価値の高い仕事が危ない 城 『仕事消滅』はすごく衝撃的な本ですね。帯には生存率51%、つまり49%の仕事がなくなるかもしれない、とあります。これ自体ショッキングですが、それ以上に意外だったのは、付加価値の低い仕事から順にAIに取って代わられると想像していたが、実はそうではないらしい。むしろAIやロボットが一番苦手なのが手や指を使う作業だという指摘でした。 たしかにパテシエのような繊
相続の際に登記などの手続きが行われず、放置されている所有者不明土地の問題で、人口が多い政令指定都市や東京23区にもこうした土地が少なくとも700か所以上見つかっていることがNHKが行ったアンケート調査でわかりました。 回答した自治体の7割以上で公共事業の計画が遅れるなどの影響が出ているということで、専門家は「人口の多い都市部でこれから代替わりが進めば問題解決はより難しくなる。相続登記の見直しが必要だ」と指摘しています。 この「所有者不明土地」が人口が多い都市部にどのくらいあるかを把握するため、NHKは全国20の政令指定都市と東京23区にアンケート調査を行いました。その結果、これらの自治体で過去5年に公共事業を行う際に見つかった「所有者不明土地」は少なくとも713か所に上ることがわかりました。 目黒区と豊島区、そして北区は詳しい数が把握できないとして、「多数」と回答しました。内訳を見ますと、
インターネット上の仮想通貨を取り扱う取引所が、利用者保護の一環として来月から登録制になります。金融庁が事業者の審査を進めていますが、これまでに5社が「必要な条件を満たせない」などとして登録に向けた手続きをとりやめ、取引所の事業から撤退したり休止したりしたことがわかりました。 審査の結果は、近く公表される見通しですが、関係者によりますと、これまでに5社が登録に向けた手続きを取りやめ、取引所の事業から撤退したり、休止したりしたことがわかりました。 いずれも比較的規模の小さい取引所ということで、このうちの1社はNHKの取材に対して、「必要な体制を整えるための資金や人手が足りず、登録は厳しいと判断した」と話し、利用者に現金や仮想通貨を返す手続きを進めているとしています。 金融庁によりますと、今のところ苦情やトラブルなどはないということですが、今後、審査が進む中で事業の継続を断念する動きがさらに出て
ロンドンの地下鉄で15日朝に起きた爆発テロ事件で、英警察は22日、事件に関与した疑いで拘束していた18歳の少年を殺人未遂などの罪で起訴したと発表した。 事件では、通勤時間帯の地下鉄車両内で爆発装置が爆発し、30人がけがをした。警察によると、装置は完全には爆発しなかったが、2015年のパリでの同時多発テロで使われた高性能爆薬TATP(過酸化アセトン)が使われており、より多くの死傷者が出た可能性があったという。少年は10月13日の公判に出廷する予定で、犯行の動機などが注目される。 英メディアによると、少年はイラク出身。両親を亡くした後、英国に移り、ロンドン郊外の老夫婦宅で養育されていた。 警察はこれまでに事件に関与した疑いで男6人を拘束したが、3人を起訴せずに釈放した。このうちシリア出身の21歳の男性は、少年と同じ里親に育てられたことがあるとして、名前や写真が広く報道されていた。 英メディアに
チェコの首都プラハ(Prague)の動物園で飼育されるコンドル(2014年6月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/MICHAL CIZEK 【11月26日 AFP】腐敗した動物の死骸を食べるコンドル(ハゲタカ)はなぜ食中毒にならないのかという動物界の長年の謎を解明したとする研究論文が25日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。その理由は、特殊な消化器系にあるという。 コンドルは腐敗した動物の死骸をついばみ、骨のみになるまで食べ尽くす。死骸の皮が硬く、くちばしで穴を開けることができない場合は、ちゅうちょなく肛門に口を突っ込み、はらわたをむさぼる。 コンドルは死肉をあさる際、炭疽(たんそ)菌やクロストリジウム菌などの病原菌や毒素に身をさらすことになる。他の動物がこれらにさらされれば、病気になったり死に至ったりするだろう。 デンマ
睡眠には脳の老廃物を除去する働きがあるという研究結果が報告されるなど、睡眠は脳の休息や回復と深い関わりを持っていることがこれまでの研究から分かっていますが、一方で「なぜ生物は眠りを必要とするのか?」という厳密な理由は2017年現在も研究中であるところ。そんな中、大学院生たちが「脳のないクラゲにも眠りがあり、眠るのに脳は必要ない」という研究結果を発表しました。 The Jellyfish Cassiopea Exhibits a Sleep-like State: Current Biology http://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(17)31023-0 Brainless jellyfish could reveal why we sleep - The Washington Post https://www.was
今年12月に予定されていた世界初のヒトの頭部移植手術は、来年に見送られることが決定した。日程はまだはっきりしていないが、1~3月に実施されるとの見方が強い。 「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」 頭部移植のパイオニア、セルジオ・カナベーロ医師は、9月19日(現地時間)に自身のフェイスブックを更新。年内の手術実施はないことと、患者をロシア人から中国人に変更することを明らかにした。 これまでの予定では、人類初の頭部移植手術を受けるのはロシア人コンピューター科学者のバレリー・スピリドノフだった。手術は文字通り、スピリドノフの頭部を切り離し、ドナー(死体)の体に付け替えるもので、これまでにイヌやサルなどで実験を重ねてきた。 スピリドノフは、筋肉や脊髄神経が徐々に委縮していく「ウエルドニッヒ・ホフマン病」を患っており、幼い頃から車いすでの生活を余儀なくされている。 この2年間スピリドノフは
米ユタ州のカイパロウィッツ累層で見つかった、ふんの化石(2017年9月21日入手)。(c)AFP/University of Colorado Boulder/Karen CHIN 【9月22日 AFP】一部の草食恐竜は、実は草木だけではなく甲殻類も食べていた可能性を示す分析結果が、21日付の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。草食恐竜の食習慣に関するこれまでの認識に一石を投じるものだ。 調査を行ったコロラド大学ボルダー校(University of Colorado Boulder)の自然史博物館(Museum of Natural History)のカレン・チン(Karen Chin)准教授の研究チームによると、米ユタ州(Utah)南部の白亜紀後期の地層であるカイパロウィッツ(Kaiparowits)累層のふんの化石から、殻のような物質が多数見つかった。 研究チームは、草食
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く