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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (3)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「ぼくは入試の勉強で忙しいから、こういう時にこういう本を読まなければ、精神の平衡が保てないんだ」

    当の知性というものは、そもそも、点数で測ることができるものではない。 私の畏友、和仁陽のことを思い出してもそうである。和仁氏は、東京学芸大学附属高校における二年生、三年生の時の私の同級生だった。私たちの年の「共通一次試験」(当時の大学センター試験)の全国一位。1000点満点中、981点だった。 和仁氏の学科の成績がとてつもなく良かったことは事実だし、そのことは、和仁氏の知性の卓越と、正の相関を持つのだろう。しかし、そこのことは、私が二年間クラスメートとして和仁氏と接して感じた彼のとてつもない才能の、ごく一部分に過ぎない。 より和仁氏の質を示すエピソードは、彼が高校の卒業文集で書いた随想のタイトルである。『ラテン民族における栄光の概念について』。他の人が、高校生活の思い出などの普通のテーマについて書いているのに対して、和仁氏が選択したこのテーマの中に、彼の世界観、哲学がいかんなく反映され

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「あそこを超えたらホームラン」と決めた、ブランコの姿を見きわめること。

    子どもの頃、草野球をするのが好きだった。王貞治選手の真似をして、一足打法をした。 ぼくたちのルールでは、ブランコを超えるとホームランだった。小学校5年生の夏、一番熱心に草野球をした。確か、ホームランは50を超えたんじゃないかと思う。 それで、バットを全力で振り切る喜びを覚えた。三振しようが何だろうが、とにかくバットを思い切り振る。空振りしようが何だろうが、全力で振り切ると、爽快だということを、子ども心に知った。 草野球が楽しかったのは、その世界が青天井だったからだろう。室内で、上にガラスの天井があると思っていたら、バットを全力で振り切ることなどできない。頬をなでる風も、ぼくを照らす太陽も、すべて、バットを振り切ることを応援してくれていた。 大人になっても、質は変わらない。バットを全力で振り切ること。何よりも、そのような行為が出来る、青天井の環境を求めること。 「あそこを超えたらホーム

    gabari
    gabari 2010/05/25
    青天井の環境を。/どうでもいいけど、はじめ中日のトニー・ブランコかと思った。
  • 左側も右側も、20カットずつくらい - 茂木健一郎 プロフェッショナル日記

    (2010年1月3日『クレイジーなプロフェッサーへの道』から続く) 以来、ずっと自分で髪の毛を切ってきた。ところが、AERAの表紙を撮影する少し前だけ、一度だけの例外があった。代官山にあるSUPERSTARSの佐藤民生さんに、髪の毛を切ってもらったのである。 ある日、佐藤さんからご連絡いただいた。その熱意あふれる内容に、心が動いた。「一度、髪の毛を切りにいらしてください」という。特別な体験が待っているらしい。私は、初めて制服をあつらえてもらう少年のように、清々しい気持ちで代官山の駅の改札を出た。 プロフェッショナルの放送が始まったのは、2006年1月のこと。佐藤さんのSUPERSTARSを訪れたのは、2005年の春だった。 SUPERSTARSは、音のインスタレーションなどを 施した最新の美容室。そのような流行の先端を行く美容室どころか、そもそも「床屋」に行くのが、10年ぶりである。緊張し

    左側も右側も、20カットずつくらい - 茂木健一郎 プロフェッショナル日記
    gabari
    gabari 2010/01/06
    おれも髪の毛切るの面倒でなかなか髪を切りに行けない。
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