『ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方』(丸 幸弘著、実務教育出版)の著者は、大学院生だった24歳のときに学生ベンチャーとして「リバネス」を立ち上げ、日本で初めて「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した人物。立ち上げからユーグレナの技術顧問を務め、30社以上のベンチャーの立ち上げに携わってきた実績を持っています。 ところが、だからといって学生ベンチャーを推奨することはないのだというのです。それどころか、「学生での起業はやめておけ」「少し待て」といっているほどだとも。なぜなら、学生の身ではお金も経験もないということを、自分自身が痛感しているから。 もちろん、学生ベンチャーとして起業し、大成功した事例も周りにあるけれど、成功事例の多くは30〜40代にかけて起業(創業)した人たちだ。 なぜ、彼らはうまくいったのか。(中略)最も大きいのは、彼らが「課題」をしっかりとつかみ、それによって