記事:じんぶん堂企画室 「アンダー29.5人文書大賞」ベスト5を並べた棚の横に立つ松尾つぐさん。棚に使っているのは、東京都世田谷区にあるムカイ林檎店から譲ってもらった木箱 書籍情報はこちら 若者たちがどんな本を読んでいるのかを発信したい ――マルジナリア書店、《アンダー29.5人文書大賞》をはじめます―― 今年1月末、このツイートで《アンダー29.5人文書大賞》開催が発表された。 企画した松尾さんが店長を務めるマルジナリア書店は、今年1月2日にオープンしたばかり。堀之内出版の編集者だった小林えみさんが2017年に設立した出版社「よはく舎」が「書店員さんの活躍できる場を出版社が支援する」というスタンスで運営している。店名のマルジナリアとは本の余白への書き込みを意味する言葉。「よはく(余白)」から連想して名付けられた。 分倍河原駅前のビル3階にある店を日曜の午後に訪ねた。小林さんと松尾さんが店