ブックマーク / realsound.jp (6)

  • 追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン

    カッコいいヤツだったな。 モデルのようないわゆるイケメンでもないし、俳優のようにスマートでもない。ちょっと背の痩せっぽちで、何だか迂闊なところもある。けれど、あの嗄れた声で歌い出すと途轍もない存在感を発して聴く者を圧倒する。ロードムービーのようにイメージを飛ばしていく歌詞と切れ味抜群のロックンロールは、空気をビリビリと震わせた。それを極上のバンドのフロントで歌うのだ。カッコいいと言うしかない。チバユウスケは、アーティストというより常にバンドマンだった。 揃いのブラックスーツで、パンクでホットなガレージロックを鳴らしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以下、TMGE)、元BLANKEY JET CITYの照井利幸(Ba)とASSFORTのMASATO(Dr)と組んだROSSO、そして骨太かつメロディアスなロックを貫くThe Birthday。どれも最高のライブバンドだ。

    追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン
  • 人間の実存を描く傑作ーー社会学者・宮台真司が読み解く『ベルセルク』

    世界中で愛読されるダークファンタジーの傑作漫画『ベルセルク』。作者の三浦建太郎が2021年5月6日逝去したことで未完となっていたが、かつて三浦を支えた「スタジオ我画」の作画スタッフと、三浦の盟友・森恒二の監修によって、2022年6月24日より連載が再開したことでも話題となっている。 後世に何を伝えたのか? 9人の論者が独自の視点から『ベルセルク』の魅力を読み解い た格評論集『ベルセルク精読』が、8月12日に株式会社blueprintより刊行される。 社会学者・宮台真司は、同作を「最終的帰結がすべて決まっていることを自覚する人々が、どう生き得るか」を描いた類まれな傑作と評す。今回は一部内容を抜粋してお届けする。(編集部) 宇宙が終わることは決まっている どんな理想的な生き方をしても、どんな理想的な社会を作っても、世界は必ず終わる。そのことは20世紀を通じて科学者の間で完全な合意事項になった

    人間の実存を描く傑作ーー社会学者・宮台真司が読み解く『ベルセルク』
  • 「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性

    「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性 郵政再公営化構想としての『デススト』、国道建設にみるポストクリティーク的批評 宮崎駿監督による1989年のアニメ映画『魔女の宅急便』は、ヤマト運輸に商標使用料を払って制作された「郵政民営化の物語」であった。アメリカ文学研究者の三浦玲一は、『村上春樹とポストモダン・ジャパン──グローバル化の文化と文学』の中でそのように述べた。 『魔女の宅急便』のヒロインであるキキが宅急便の仕事を始めるのは、自立のための現金収入が必要だからであり、さらに、優れた配達人になることがキキの自己実現として描かれるという意味において、この場合の配達は公的なものではありえず、私的な創意工夫によって行われなくてはならない。そして、彼女の配達はやりたいことをやっているのだから、過酷でも低賃金

    「やりがい搾取」から「やりがい再分配」へ? 『DEATH STRANDING』が示す、郵政再公営化とポストクリティーク的批評の可能性
  • YUIMETAL脱退のBABYMETAL、ユニットの変化と彼女の存在意義を追う - Real Sound|リアルサウンド

    BABYMETAL『Starlight』 2018年10月19日。芸能事務所・アミューズの公式サイトで、3人組のメタルダンスユニット・BABYMETALからYUIMETALが脱退することが発表された。人からの文面自体は彼女の“世をしのぶ仮の姿”であった水野由結としての声明となったが、ステージの中央に凛としてたたずむSU-METAL、両脇で天使のように駆け回る彼女とMOAMETALという絶対的だと思われたトライアングルが失われることに、ファンの間では大きな動揺が広がった。 正式に新体制を表明したユニットは、同月23日の幕張メッセ・イベントホール公演を皮切りに、さいたまスーパーアリーナや神戸ワールド記念ホールを巡った『BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN』を開催。今年5月にアメリカ・カンザスシティから始まった、彼女たちの道標となる物語「メタル・レジスタンス」の

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  • 神保哲生に聞く「放送制度改革」の本質:放送自由化の必要性と、解決すべき日本固有の問題

    安倍政権が目指している放送制度改革で、「政治的公平性」などを定めた放送法4条を始めとする放送関連の規制を全廃する方針が伝えられている。実現すればメディア環境が大きく変わるものだが、これは何を意図したもので、どんなメリットと、どんな問題をはらんでいるのか。放送をめぐる問題に詳しいジャーナリストで、ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコムの代表を務める神保哲生氏に、議論の質を読み解くためのポイントを聞いた。(編集部) 放送法が抱える“根的な問題” ーー安倍政権から「政治的公平」などを定めた放送法4条の撤廃を含む、放送改革の議論が出されています。政局的な議論なのか、放送のあり方をめぐる議論なのかわかりづらい部分もあり、論点を整理したいと思うのですが、どこに注目して読み解くべきでしょうか。 神保哲生(以下、神保):放送法の改正は、憲法改正とセットになっていると見るべきでしょう。安倍政権

    神保哲生に聞く「放送制度改革」の本質:放送自由化の必要性と、解決すべき日本固有の問題
  • Suchmos「VOLT-AGE」は日本を代表するアンセムに? 海外ミュージシャン×サッカー例から考察

    Suchmos「VOLT-AGE」は日を代表するアンセムに? 海外ミュージシャン×サッカー例から考察 現在、世界各国を熱狂させている『2018 FIFAワールドカップ ロシア』。6月19日に行われた日×コロンビア戦では、2対1で日が勝利を収め、日中が歓喜に沸いた。続いて、24日に行われたセネガル戦でも2対2と勝ち点1を掴み取り、決戦トーナメント進出に向けて今、さらに盛り上がりを見せている。来たる28日17時(現地時間/日時間28日23時)にはポーランド戦がキックオフ。今年のワールドカップは、これまで以上に国民からの期待と注目を集めている印象だ。 そんな中、日本代表をサポーターたちとともに支えているのが、各局のテーマソングである。“2018フジテレビサッカー テーマ曲”にはRADWIMPS「カタルシスト」、“日テレビロシア2018テーマソング”にはNEWS「BLUE」、“20

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    googledelogin
    googledelogin 2018/07/05
    記事での指摘どおり、2018年だけで終わらない、日本サッカーのアンセムになる予感は俺も感じた。カッコいい曲なんだけどな。
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