金融庁から「障がい者団体と金融機関関係団体との意見交換会」の議事概要が公表されました。 この議事概要には、金融包摂(インクルージョン)やダイバーシティ等、非常に重要な観点が入っています。 そして、筆者にとっても改めて銀行の公共性やサービス・システムのあり方について考えさせられる内容でした。 今回は「障がい者団体と金融機関関係団体との意見交換会」の内容について確認しましょう。 団体からの要望 以下は様々な団体からなされた銀行に対する要望を抜粋したものです。 内容自体は、非常に納得感のあるものが多く、銀行があまり対応を考えてこなかったことが良く分かります。 そもそも、近年使われるようになったダイバーシティは、人種や国籍に限らず、性別、年齢、性格、障害の有無などの異なる人々を受け入れるということです。障害者に対するサービスという観点については、銀行業界であまり注目されてこなかったのではないでしょ