「五色幕」「仏旗」「六金色旗」とは何なのか? お寺に五色の幕が掛けられているのを見たことがありますか? これは「五色幕(ごしきまく)」と呼ばれるもので、そこが仏教の寺院であることを示す、言わば「仏教の幕」みたいなものです。 下の画像に映っている幕のことです。 霊泉寺の本堂内の五色幕 五色にはそれぞれお釈迦さまの体の部位が表現されていて、まとめると以下のようになります。 緑……毛髪 黄……身体 赤……血液 白……歯 紫……袈裟 つまり、五色すべて集まると、それはお釈迦さまそのものだということ。まさに仏教の幕というわけですね。 旧五色と新五色 そんな五色幕ですが、じつはこの五色の配色には新旧で違いがみられます。面白いことに昔の五色と新しい五色で色が違うのです。どう違うかというと、緑→青なのと、紫→橙の2つが違う。 上が旧五色で、下が新五色 緑が青なのは色のニュアンスとして親戚くらいには近しいも