県立横浜立野高校(横浜市中区)で敷地内が全面禁煙になっているにもかかわらず、校長らが約2年にわたり敷地内で喫煙していたことが30日、分かった。県教育委員会は不適切だったとして、男性校長(60)と男性事務長(58)に厳重注意処分を行った。 県教委行政課によると、関係者からの指摘を受け、校長らに聞き取りしたところ、2014年4月ごろから昨年まで、敷地内の資材置き場周辺を「喫煙所」として使っていたという。校長は「敷地外で吸うと生徒の目に付き、煙が生徒に流れる。それは避けようと、敷地内の目に付かない所で吸ってしまった」などと話しているという。 県教委は県立学校の建物内については04年4月から禁煙としている。08年8月には喫煙防止教育の一層の推進を図るため、敷地内を全面禁煙にすると全校長に通知し、09年1月から実施していた。 今回、事務長は時間外手当の入力ルールに違反があったほか、同窓会・PTAから