1.母集団と標本 例えば「群馬県の高校生の学力調査」を行おうとしたとき、母集団は"群馬県に存在するすべての高校生"ということになります。しかし実際には群馬県に存在するすべての高校生(すなわち母集団)に対して調査を行うのは難しいでしょう。そこで母集団の中から何人かを抽出(サンプリング)して、そこから得た代表値をもとに母数を推定したりするわけです。ここでいう「そこから得た代表値」というのは、例えば標本平均だとか標本分散、標本標準偏差などのことを指しており、母数というのは母集団の代表値(すなわち母平均や母分散など)のことをいっています。 2.全数調査と標本調査 母集団の構成員すべてに対して調査を実施するのは困難だから、母集団から何人かをサンプリングして調査を行うと説明しました。でも母集団の構成員すべてに対して調査が行われるような場合もあり、国勢調査などがその例としてあげられるでしょう。ここで、母