濃厚接触者の隔離措置を廃止すべきだと訴える吉村洋文・大阪府知事=大阪市中央区で2022年4月25日午後2時0分、澤俊太郎撮影 新型コロナウイルスの濃厚接触者の隔離措置について、大阪府の吉村洋文知事が、無症状の学生や社会人らについては廃止すべきだと訴えている。国は濃厚接触者の自宅待機期間を原則7日間としているが、これに異を唱えた形だ。専門家からは「いきなり撤廃は行き過ぎ」との声も上がる。 「デメリットの方が大きい」 突然の表明だった。「健康で元気な社会人や学生を隔離するのは、メリットよりデメリットの方が大きい」。同居する娘のコロナ感染で濃厚接触者となり、自宅待機となっていた吉村氏は23日、ツイッターにそう投稿した。これには賛同を示す「いいね」が3万件以上ついている。自宅待機が解除されて1週間ぶりに登庁した25日には、「陽性でもなく症状もない学生らを隔離することはもうやめるべきだ。国に要望した