「国がアテにならなかった」3件の出来事とは? 民主党に政権が交代した後、首相を本部長とする「知財本部」のコンテンツ強化専門調査会を引き受けた。2010年春には最初の知財計画を取りまとめ、現在、3回目の見直し作業に入っている。それまでのコンテンツ政策をいかに転換するか? が私のテーマだった。 財政支出を極力抑え、規制緩和や外交措置などで効果的に達成できる成長戦略を描くこと。それまでのコンテンツ政策は国内産業振興、著作権保護強化に重点が置かれていたが、その転換も図ること。そこに力を入れた。 まず、前政権のコンテンツ政策がコンテンツ産業成長論(市場規模5兆円増など)に偏っていたものを、コンテンツ=文化+インフラととらえ直すところからスタートした。 知財計画骨子の冒頭に盛り込んだ次の文章に表れている。 「技術力と並んで日本が強みを持つ文化力(表現力)は『クールジャパン』として世界から評価されている
2011年9月、出版社7社と作家・漫画家122名が、紙の書籍の電子化(「自炊」)の代行を行う事業社に対してサービスの継続に関する質問状を送り、その結果、2社が「今後も依頼があればスキャン事業を行う」と回答したと報じられました。12月20日、小説家・漫画家ら7人が、その2社である「愛宕」と「スキャン×BANK」に対して、行為差し止めを求める訴えを東京地方裁判所に提起したと発表されました。 書籍スキャン事業者への提訴のご報告(集英社 2011年12月20日付けプレスリリース) http://www.shueisha.co.jp/info/release111220.pdf 東野圭吾さんら作家7名がスキャン代行業者2社を提訴――その意図(ebook USER 2011/12/20付け記事) http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1112/20/new
所有する本や漫画を電子化する「自炊」の代行業者や店舗が現れ、書籍の著作権をめぐり問題化している。新手の業態に法的な評価は確定していない。データが次々複製され不正に流通すると書籍が売れず、作家の創作環境が悪化する恐れがあり、出版界が反発する。出版界反発 東京・秋葉原にオープンした新ビジネスに注目が集まる。漫画や同人誌を手軽に電子書籍化できる店、その名も「自炊の森」。店内はネットカフェのように雑然とした雰囲気で、人気漫画「ワンピース」などが、背表紙を裁断してとじ直した形で並ぶ。利用客はコーナーに設置されたスキャナーを使って書籍1000グラム当たり1000円で、持参した多機能携帯端末などにダウンロードし持ち帰る。 自炊が人気を集めるのは「蔵書をデータ化したい」「好きな漫画をiPadで読みたいが、デジタル化されていない」の声が強いから。反面、データが次々複製され、作家や出版社が壊滅的な打撃を受ける
2011年02月05日19:51 カテゴリメディア radiko.jpの日本的構造 全国のラジオ局が放送を同時にネット配信するradiko.jpのサービスが、本格的に始まった。いま配信しているのは関東と近畿の局だが、ウェブサイトでは、東京からは関東の局しか見えない。大阪の局に直接アクセスすると「サービス地域外のためラジオを聴くことができません」というメッセージが出る。 これはユーザーのIPアドレスから、その地域を判別してアクセスを拒否しているらしいが、かなり面倒な作業である。ほとんどのユーザーはISPからDHCPでアクセスしているので、IPアドレスと地域は対応していない。おそらく中継ルータのアドレスから地域を推定しているのだろうが、このためには全国の数万のルータのアドレスとその地域を対応させる膨大なデータベースが必要である。実際には、かなりエラーが出るようだ。 ネットラジオはiTunesに
中国政府がデジタル家電などの中核情報をメーカーに強制開示させる制度を5月に発足させることが23日、明らかになった。 中国政府は実施規則などを今月中にも公表する方針をすでに日米両政府に伝えた模様だ。当初の制度案を一部見直して適用まで一定の猶予期間を設けるものの、強制開示の根幹は変更しない。日米欧は企業の知的財産が流出する恐れがあるとして制度導入の撤回を強く求めてきたが、中国側の「強行突破」で国際問題に発展する懸念が強まってきた。 制度は、中国で生産・販売する外国製の情報技術(IT)製品について、製品を制御するソフトウエアの設計図である「ソースコード」の開示をメーカーに強制するものだ。中国当局の職員が日本を訪れ製品をチェックする手続きも含まれる。拒否すれば、その製品の現地生産・販売や対中輸出ができなくなる。 どの先進国も採用していない異例の制度で、非接触ICカードやデジタル複写機、金融機関向け
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