ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (19)

  • 『君の名は。』と川村元気メフィストフェレス説 - 冒険野郎マクガイヤー

    長らくニコニコ生放送宣伝用と化していたブログですが、ニコ生やブロマガで評判がよかったものについてブログでもまとめておこうかと思います。 まずは『君の名は。』と新海誠、そしてプロデューサーの川村元気についてです。 小説 君の名は。 (角川文庫) 新海 誠 新海誠は90年代美少女エロゲー・セカイ系文化圏を出自に持つアニメ映画監督です。 日ファルコムで『イースIIエターナル』や『英雄伝説 ガガーブトリロジー』のオープニングムービーを製作していたことは有名ですが、日ファルコム退社後も『BITTERSWEET FOOLS』『Wind』『はるのあしおと』『ef』といった、minoriというブランドのエロゲー作品のオープニングムービーを製作しています。 はるのあしおと ビジュアルファンブック (RASPBERRY BOOKS) ラズベリー編集部 minoriは新海誠が所属しているコミックス・ウェ

    『君の名は。』と川村元気メフィストフェレス説 - 冒険野郎マクガイヤー
  • アメリカとコロコロが最強コラボ!!:『まーべる・あべんじゃーず』 - 冒険野郎マクガイヤー

    金曜のニコ生準備にけっこう手間取っている。準備完了するまでブログ更新するつもりは無かったのだが、とんでもない漫画を発見してしまったので軽く紹介したい。 なんと今月のコロコロにアベンジャーズの漫画が載っている*1のだ。その名も『まーべる・あべんじゃーず』。 今月頭から『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』なる『アベンジャーズ』の日ローカライズ版アニメが放映されているのだが、そのタイアップらしい。 しかも、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』は、一応シリアスなキッズ向けアニメなのだが、『まーべる・あべんじゃーず』はギャグ漫画だ。それも、コロコロというよりもボンボンや(自分が幼児だった頃の)テレビマガジンに載っていたような、タイアップギャグ漫画だ。 まず、ギャグ漫画向けにディフォルメされたデザインが素晴らしい。キャップはアイアンリーガー似、ハルクは白目、アイアンマンは牙みたいに処理されている

    アメリカとコロコロが最強コラボ!!:『まーべる・あべんじゃーず』 - 冒険野郎マクガイヤー
    highlandview
    highlandview 2014/04/17
    本題もさることながら、ふなっしーの扱いがすばらしすぎる。
  • 神の不在と越境について:『桐島、部活やめるってよ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    格差があって、戦争がある。だから――学校は、世界だ。 あちこちで評判の良い『桐島、部活やめるってよ』を観たのだが、聞きしに勝る映画だった。いわゆるスクール・カーストがテーマなのだが、高校生活から20年以上経たんとしているおっさんの自分にも、他人事とは思えない描写が満載だった。 あまりにも面白かったので、その後原作小説も読んだ。面白かった。面白かったのだが、映画化するに当たって、どこを切り捨ててどこを膨らませるかの選択が絶妙だと感じた。 ぬおおお…!桐島は原作が映画をレイプするというなかなか珍しい現象を生んでいるやもしれませぬ。 という原作者の呟きが、さもありなんという感じだった。 桐島、部活やめるってよ (集英社文庫) 朝井 リョウ 原作は、複数人の高校生による一人称視点での短編が続く連作形式なのだが、映画はこれを『レザボア・ドッグス』や『現金に体を張れ』といった時間軸をシャッフルする形式

    神の不在と越境について:『桐島、部活やめるってよ』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • フード理論と映画的記憶(とジロリアン):『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』 - 冒険野郎マクガイヤー

    タマフルでお馴染み福田里香センセイの新刊を読了。 ゴロツキはいつも卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50 福田里香 オノ・ナツメ この、どんなかというと、映画やマンガといった映像・画像作品におけるべ物――「フード」の役割について延々と語るだ。 まず冒頭、著者は、自身が標榜する「フード理論」について、「フード理論三原則」という形で明快に説明する。 善人はフードをおいしそうべる 正体不明者はフードをべない 悪人はフードを粗末に扱う (追加:べものでたわいもないギャグをするのは憎めないヤツ) もう、この三原則を聞いただけで、様々な映画やマンガのシーンが頭に浮かぶというものだ。 自分はラーメン二郎狂信者――ジロリアンなのだが、ジロリアンの目から見ても「フード理論三原則」は納得できる。二郎をおいしそうべる奴はどんなにルックスがまずかろうが善人に違いないし、二郎を粗末に扱

    フード理論と映画的記憶(とジロリアン):『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • ニチアサの青空が目に沁みる:『ゴーカイジャー』第28話 「翼は永遠に」 - 冒険野郎マクガイヤー

    なんか特撮の話が続いているけど、書かざるを得ない。今日の『ジェットマン』じゃなかった『ゴーカイジャー』は泣けたなぁ。以前紹介した『父と暮せば』もそうだったのだけれども、こういうジェントリィ・ゴーストものに自分は滅法弱い。まったく、青空じゃなかった台風の雨が目に沁みやがるぜ…… 鳥人戦隊ジェットマン VOL.5 [DVD] 八手三郎 『ジェットマン』が放映されていた頃、自分は高校生だった。そろそろ戦隊モノを観ていたら馬鹿にされる年齢だ。いや、そろそろじゃないな、大分か。 でも、男子校なのでオタっぽい奴が多かったことと、当時読んでいたB-CLUBが雨宮慶太を大プッシュしていたので、周囲の雑音など気にせず楽しく観ていたことを覚えている。 なによりも、『ジェットマン』は面白かった。戦隊モノには色々な「お約束」があって、律儀にそれを守ったりあえて守らなかったりすることから時に伝統芸能に喩えられるのだ

    ニチアサの青空が目に沁みる:『ゴーカイジャー』第28話 「翼は永遠に」 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 抜け忍と変身とヒーロー:『仮面ライダースカル メッセージforダブル』と『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』 - 冒険野郎マクガイヤー

    前々回の続きのような続きでないような日記。 というわけで、出来の良さは認めるものの、主に「キャラの立て方がコミック・アニメ的」という理由から、自分はあんまり三条陸+坂浩一の組み合わせによる『W』が好きではなかったんだよね。 なんといえば良いのか。三条陸のキャラクター造形は脚段階でほとんど完璧だ。何の不足もない。だが、脚段階で不足がないということは役者の存在感や製作スタッフの努力で付け加えることがあまりない――過剰さがない、ということでもある。そして自分はその過剰さ、エクストリームさこそが平成ライダーの魅力だと思っていたのだな。 いや、コトはそう単純でもないんだよなあ。ナニ系とか関係なしに、人物も物語も、造形にノイズが足りないんだ。W。コミック的・アニメーション的な情報整理感覚から来る「過不足なさ」というのは、三条陸というライターの明らかな長所ではある、のだけれど。特撮ドラマとしてどう

    抜け忍と変身とヒーロー:『仮面ライダースカル メッセージforダブル』と『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 聖なる童貞伝説第終章-童貞王の帰還-:『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 - 冒険野郎マクガイヤー

    トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [DVD] TF者にとって今世紀最大にして最後の祭り、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を観てきたぜ! いつもながらの童貞話に狂ったギャグキャラ、そして年齢指定が信じられない暴力ロボ描写……と、信頼のマイケル・ベイ先生の堅実な仕事ぶりが光っていた。いやー、お腹一杯で吐きそうなのだが、まだまだ喰い足りないという飢餓感も同時に感じる、ジャンクフードてんこ盛り映画だったよ。 実写映画版『トランスフォーマー』シリーズについて、脚がなってないとか物語がないとかいう批判の声があるが、何をいってるんだと声を大にして言いたい。これはな、「親がそれなりに金持ち(=トランスフォーマーの玩具が買える)」という点以外には何の力も持っていないアメリカのボンクラ男子が、「主人公」という理由だけで宇宙からやってきた超強いロボットとマブダチになり、押しかけビッチ彼女と

    聖なる童貞伝説第終章-童貞王の帰還-:『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 王国VS王国:『エンジェル・ウォーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    エンジェル・ウォーズ (原題: SUCKER PUNCH) [DVD] またしてもガックリな邦題がついてしまった『エンジェル・ウォーズ』こと『サッカー・パンチ』を観にいったのだが、最高の映画だった。既に今年のオレ・ランキングでベスト1と断言しても構わない。 でもこの映画、自分が巡回する映画サイトやら映画ブログでは賛否両論なんだよね。何故? こんなにも素晴らしい映画なのに! ……そんなわけで、今回は『エンジェル・ウォーズ』こと『サッカー・パンチ』の素晴らしさについて延々と語りたいと思う。 非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎 デラックス版 [DVD] ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で ジョン・M. マグレガー John M. MacGregor ちょっと前にヘンリー・ダーガーの『非現実の王国で』というアウトサイダー・アートが話題になった。「7人のふたなり美少女戦士が悪逆非道な奴隷国家と戦

    王国VS王国:『エンジェル・ウォーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 遺産とはなにか:『トロン:レガシー』 - 冒険野郎マクガイヤー

    トロン:レガシー [DVD] 色んなところで『話がカラッポ』とか『ガッカリ』とか、えらく評判の悪い『トロン:レガシー』だが、いやいやいや自分は結構面白いなと感じたよ。何がって、話がだよ。 というか、この映画って、80年代に子供時代を過ごした自分のような世代には、特別な意味を持つ映画という気がするな。 トロン [DVD] スティーブン・リズバーガー 自分は旧作の『トロン』という映画にそれほど思い入れが無いし、面白いと感じた記憶も無い。初期のCG導入映画といえば、『トロン』よりも『ラスト・スターファイター』の方が100倍好きだ。しかし、『トロン』に思い入れたっぷりなクリエイターが多数いる、という事実は理解しているつもりだ。 Last Starfighter [VHS] [Import] King Baggot だから、作『トロン:レガシー』に大きな思いが込められているのは、凄くよく分かる。リ

  • ピクサーの映画:『トイストーリー3』 - 冒険野郎マクガイヤー

    トイ・ストーリー 3 [DVD] 『トイストーリー3』を二回観にいったのだが、二回とも号泣してしまった。私が特別涙もろいわけではない。あちこちからすすり上げる声が聞こえるので周囲を見渡すと、泣いているのは大人ばかりであった。ピクサーすごい。ピクサー怖い。ピクサーの底知れなさを目の当たりにした気分で一杯だ。 『トイストーリー3』はピクサーの映画だ。ピクサーの作品とか、ピクサー製作とかいう意味ではない。『トイストーリー3』は、字義通り、ピクサーの映画だ。 「トイストーリー」という名の一連のシリーズに登場するおもちゃたちは自由意志を持っている。精神面だけみれば、おもちゃたちは立派な大人といって良い。 そして、おもちゃたちは子供達を楽しませることを生き甲斐としている。よく言われることだが、このおもちゃたちにはいい年こいて子供向けアニメを作っているピクサー社員の姿が重ね合わされているのだよね。 主役

  • ヴィカス、お前は神にも悪魔にもなれる!:『第9地区』 - 冒険野郎マクガイヤー

    District 9 [DVD] [Import] 『第9地区』を観たのだが、期待以上の面白さだった。この映画、色んな人が熱く語ってるのも分かるわー。 まずさ、どうみてもクリーチャーで外骨格で子どもとか襲いそうな宇宙人が、南アフリカの難民キャンプで地球人に蔑まれているという発想が良い。我々が宇宙人に夢中になるのはそれを通して地球人のことが――自分たちのことが理解できるからなのだが、ショッカーの改造人間失敗作みたいなディストリクト星人*1が地球を侵略するかと思いきや、宇宙船の中で息も絶え絶え、難民キャンプで20年も困窮に喘いでいるという皮肉たっぷりな構図の時点でもう100点をつけたい。 しかもこのディストリクト星人が、石原慎太郎がホームレスをダンボールハウスから追い出すみたいな理由で、上から目線丸出しの小役人に住んでるバラックから追い出されるんだよね。「SFは絵だねえ」という宇宙軍大元帥の有

    ヴィカス、お前は神にも悪魔にもなれる!:『第9地区』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 実写とアニメのあいだ、人間と動物のあいだ:『スパイアニマル・Gフォース』 - 冒険野郎マクガイヤー

    かなり期待していた『スパイアニマル・Gフォース』を観てきたのだが、やっぱり面白かったわー。 私は「動物が喋る映画」に目が無いのだけれども、そういう個人的な好き嫌いを抜きにしても、作は傑作だと思う。や、最近、期待満々で観にいった映画に失望させられることが多かったので、かなり嬉しい。 「動物が喋る映画」ってのは、かなり昔からある。古くは『三匹荒野を行く*1』とか『奇跡の旅』などが有名なのだけれども、このジャンルを(それなりに)活性化させた要因がある。CGによる技術革新だ。 三匹荒野を行く [DVD] 奇跡の旅 [DVD] それまでは遠くから撮った動物の映像にアフレコをつけることしかできず、俯瞰や仰角で撮ったりして、動物の顔を能面のように扱うことしかできなかった。もしくは、金属の骨格にラテックスの肉をつけたアニマトロニクス──つまりは人形を駆使して無理矢理表情を演出するしかなかった。 だが、C

  • 映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー

    勝つために戦え!〈監督篇〉 ライムスター宇多丸が先週タマフルでお薦めしていた押井守の新刊「勝つために戦え! 監督編」を読んだのだが、面白かった。 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 前作にあたる「勝つために戦え!」は何年も前に読了済みなのだが、自分はあんまりサッカーに興味が無いので、押井守の言いたいことも分かるのだが正直あんまり楽しめなかった。 だが、今回は「映画監督にとっての勝ち負けとは?」に特化した内容で、その視点でゴダールやヒッチコックや深作欣二から、キャメロンや北野武や三池崇史までを俎上に乗せ、聞き役の野田真外相手に語りまくるという、映画監督押井守が大好きな自分にとってはかなり満足な内容のであった。 押井守の考える、映画監督にとっての勝利とは、次の二点だ。 常に映画を作り続けることができる(理想は死ぬまで) 「自分の」映画を作れる だから、常にヒッ

    映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 民主主義の限界と信頼:『鈴木先生』第9巻 - 冒険野郎マクガイヤー

    鈴木先生 9 (アクションコミックス) 私は漫画アクションを定期購読していないので、毎回新刊が出るたびに悶絶する『鈴木先生』であるが、先週発 売された9巻も面白かった。またもや悶絶したよ。 『鈴木先生』はとある中学を舞台に、鈴木先生と生徒達が学校内外で巻き起こる問題に対して、議論を通して解決していくさまを描いたマンガなのだけれども、多分作者である武富健治はリアルな中学生活を描こうなんて気は更々無いと思う。武富健治が描きたいのは、多分「民主主義とは何か?」ということだ。特に生徒会選挙を描いたこの9巻に関しては。 つまりそれは、中学というフィクションを通じて現実に言及するとか、照射するとかいったことだ。 GALACTICA/ギャラクティカ 【承:season 2】DVD-BOX 1 たとえばリメイク版の『宇宙空母ギャラクティカ』ってあるじゃん。私はたまにテレビ放送されてるのを観るくらいなのであ

    民主主義の限界と信頼:『鈴木先生』第9巻 - 冒険野郎マクガイヤー
  • ラブずっきゅんプラス - 冒険野郎マクガイヤー

    渋谷の、井の頭線の出口ってあるじゃん。西側の、道玄坂の合間に出る方じゃなくて、スクランブル交差点やハチ公側に出る、まぁメインの方の出口だ。 で、上部にJRとの連絡路が走っている、その高架下ってあるじゃん。一昔前だったら、よく茶髪の兄ちゃんとかガングロ女子高生とかがティッシュとかコンタクトレンズのチラシとか配ってたところだ。いや、今も配っているか。 金曜日に用事があって、そこを歩いていたら、女子高生に呼び止められたのだな。ガングロでもギャルでも無い、普通の女子高生だ。 で、なんとしたことだろう。その量産型女子高が、「受け取って下さい」と言いながら、白い包みを差し出してくるではないか。 はっきりいって、一体何が起こっているのか、よく理解できなかった。 私は34歳の既婚の子持ちのおっさんで、女子高生に告白される心当たりなぞ皆無だ。いや、もっといえば、この34年間の中で、女子から告白された経験なぞ

    ラブずっきゅんプラス - 冒険野郎マクガイヤー
  • ゴセイジャーにイライラ:『スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』 - 冒険野郎マクガイヤー

    侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!(特別限定版) [DVD] 八手三郎 長年にわたりVシネ枠でひっそりと発売され続け、子供と大きなおともだちの密かな楽しみであった戦隊VSシリーズであるが、『ふうけもん』公開中止の尻拭いとして『ゴーオンジャー VS ゲキレンジャー』を劇場公開してみたら結構客が入って関係者がホクホク。それなら今年もと棚ボタ的に劇場公開された『シンケンジャーVSゴーオンジャー』を観てきたよ。いや、なんか前置きが長くなってお恥ずかしい。 で、内容はというと、シンケンジャー6人+ゴーオンジャー7人に加えて『ゴーオン』にて魅力タップリに女幹部を演じた及川奈央まで登場しつつ、ドラマとしては新旧レッド2人に焦点を絞ったシンプルさに好感が持てる作品であった。 特に、シンケンレッドがゴーオンレッドにかける「物とはそういうものだ」みたいな台詞にはグッときた。なんか、最後

    ゴセイジャーにイライラ:『スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • ゲームの世界で、おれは生きる!:『アバター』 - 冒険野郎マクガイヤー

    アバター (ジェームズ・キャメロン 監督) [DVD] 人によっては悪評芬々な『アバター』観たのだけども、私は面白いと感じたよ。宇宙版ポカホンタスとかスペース・ダンス・ウィズ・ウルブスに過ぎないという声もあるけれど『スター・ウォーズ』が単なる宇宙版アーサー王伝説じゃなかったのと同じ意味で、違うと思う。劇中、ゲームのゲの字も出ないけど、この映画を語るにはゲーム文化ゲーム世代の言葉を持ち込む必要があるのではないか。なにしろこの映画が最終的に放つメッセージは「ゲームの中で、おれは生きる!」というものなのだから。 まず『アバター』という題名からして象徴的だ。この言葉の語源はインド神話で化身を表す「アバタール」にあるのだけれど、「アバター」と聞いてまず思い浮かべるのは、金にあかせて着せ替えさせたり操ったりするWiiやXbox liveのアレだ。 順にみていこう。以下ネタバレのようなネタバレでないよ

    highlandview
    highlandview 2009/12/26
    私はまだ観てないが納得のレビュー。観るときはこのレビュー(ゲーム観)と『マトリックス』、押井守を頭のどこかにおくことになりそう。
  • モーレツ!オモチャ帝国の逆襲:「フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい」 - 冒険野郎マクガイヤー

    というわけで、今回も男二人で「フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」を観にいったぜ! 今回は息子が三歳になっていたこともあり、きっちり幼児料金を払ったせいか、きっちりミラクルライトをゲット。前回は子供が目の前にいたにも関わらず「大人券一枚じゃ差し上げられません」と冷酷なワーナーマイカルに言い放たれたので、ちょっと嬉しい。 で、このミラクルライト、真っ暗な映画館でライトを点灯させるという、冷静に考えると鑑賞中に携帯電話でメール確認と同じくらい迷惑な行為なのだが、文句を言う客は誰一人いない。それは、単に小さな子供達に映画を観てもらうだけじゃなくて、積極的に参加して貰おう!という作り手の意志を皆が理解しているからだと思う。 だが、私のような大人の目から見ると、過去の劇場版において、この「観客参加」が、上手く機能しているとは思えなかった。プリキュア映画はどれも強いラスボスを倒

    モーレツ!オモチャ帝国の逆襲:「フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい」 - 冒険野郎マクガイヤー
    highlandview
    highlandview 2009/11/09
    「ピーターパン」みたいで、子供が観客であることで物語が救われるのが面白いなあ。
  • 最後の武器、それは東映動画スピリッツ:「サマーウォーズ」 - 冒険野郎マクガイヤー

    べ、別に細田守監督のことが好きってわけじゃないんだからね!「ぼくらのウォーゲーム!」や「どれみと魔女をやめた魔女」でヤラれちゃったなんてことないんだから!「ワンピース オマツリ男爵と秘密の島」に「ハウル」降板騒動を反映させたなんて、つまんないこと言ってんじゃないわよ!!「時をかける少女」だって、仕方なく劇場で三回観た後DVD買ってあげただけなんだから!か、勘違いしないでよ!! ……というわけで「サマーウォーズ」観てきた。面白かった。やっぱりさ、敢えて「嫁」と書くけれども、嫁の親戚ってのは「他者」なわけですな。で、その「他者」が、主人公の努力やコミットや生き様や志で、だんだんと「仲間」や「家族」になっていくところが感動的なんですな。そして、それは現代というか近代的な感動であるとも思う。 ちょっと気になったのは視点の不統一だ。この映画、童貞主人公が好きな女の子の家族にコミットすることでオトナに

    最後の武器、それは東映動画スピリッツ:「サマーウォーズ」 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 1