人類の羽毛への挑戦はここまで来たpatagoniaがおよそ10年の歳月をかけて新開発した、ダウンライクな化繊中綿「プルマフィル」を引っさげ、2017年満を持してリニューアルしたマイクロ・パフ・フーディ。その衝撃は今でも忘れません。 化繊なのに、まるでダウンのように軽くて、柔らかく復元力の高いロフト、羽織ってもまったくストレスの感じない肌触りと着心地のよさは「ついに人工羽毛はここまで来たか」と思わせるのに十分なクオリティを感じさせてくれました。効率的でスタイリッシュなキルティングも素晴らしかった。 ただ、不満がなかったわけでもないのです。特にその断熱性について。昨年のインサレーション比較レビューでも言及しましたが、この軽さを考えれば十分な保温力とはいえ、実際に冬の主力インサレーションとして活躍してもらうためにはあと一歩物足りない。この画期的な化繊素材の可能性をもっと見てみたい。素直にそう思っ