まちチョコとは? 「まちチョコ」とは一橋大学の学生がまちづくりの一環で2007年に始めた企画で、地元の人から募集したデザインを学生がアレンジしたオリジナルパッケージを作り、さらにチョコレートはフェアトレードを使うことにより、地域活性と国際協力の両方を目指す活動をいいます。では、なぜ日本一寒い町として有名な十勝管内陸別町がまちチョコの取り組みを始めたのか、それは1人の地域おこし協力隊員がきっかけでした。 地元にとって「当たり前」の資源を使った商品開発 陸別町地域おこし協力隊として勤務されている秋庭智也さんは、赴任当初から陸別町の観光資源をPRする商品を作れないかと日々考えていたそうです。「前職は国際協力NGOでフェアトレード事業を担当していたのと、また、まちチョコの存在も知っていたため、赴任当初からそれらを絡めた特産品の開発を行いたいと考えていました。しかし、陸別町のどの観光資源とそれらを絡