習氏国賓「中止」を明記 二階氏反発、岸田氏と亀裂―自民決議 2020年07月07日18時57分 政府・与党連絡会議のため、首相官邸に入る自民党の二階俊博幹事長(左)と岸田文雄政調会長=7日、東京・永田町 自民党は7日、中国による香港統制を強める「香港国家安全維持法」を非難する決議をまとめた。習近平国家主席の国賓来日について「中止を要請せざるを得ない」と明記。ただ、中国とのパイプを持つ二階俊博幹事長の反発を踏まえ、原案より抑制的な表現に修正した。政策責任者として決議を後押しした岸田文雄政調会長との亀裂が浮き彫りになった。 豪調査、中国への信頼が過去最低に 対立激化を反映 外交部会などの役員会は当初、習氏来日について「中止を要請する」との原案をまとめた。しかし、6日の外交部会・外交調査会の合同会議では、二階派議員を中心に「その一言が独り歩きする。修正すべきだ」と異論が噴出。一方、保守系議員らは