17日、新型コロナウイルスについての新たな研究結果が発表されました。それは、新型コロナウイルスの重症化リスクが血液型によって違うというものです。分かりやすく解説します。 今回の発表をしたのは、慶応義塾大学や東京医科歯科大学など複数の研究機関による重症化のメカニズムを調べる共同研究チーム「コロナ制圧タスクフォース」で、感染症学や遺伝、データ解析の専門家など、さまざまな分野のエキスパートが集結したチームです。 研究は、国内のコロナ感染者の遺伝子配列を調べることで、重症化しやすい人に共通する特徴は何かを解き明かそうというもので、その結果、日本人では重症化リスクが一番高い血液型は、AB型であることが分かりました。そして一番低いのはO型。O型に比べるとAB型はおよそ『1.6倍』、A型とB型は『1.2倍』重症化リスクが高いことが明らかになりました。 これはあくまで日本での結果です。そもそも欧米ではAB