――とてもユニークな設定ですが、 最初からヒーローモノがやりたかったのですか? 石原ヒーローもの自体は好きですが、最初からヒーローものを作ろうとは思っていませんでした。大昔に僕が『アイドルマスター』を作ったときもアイドルものを作りたかったわけではなく、僕は元々ゲームセンター用のゲームを作る部署に所属していたので、先に“メールでユーザーをゲームセンターに呼び出す”というアイデアがありました。 そこから「じゃあ誰に呼ばれるとうれしいのか?」を考えた結果“女の子”に呼び出されたいというアイデアが生まれ、当時流行の兆しのあったオンライン対戦をやりたいと考えていたので、それらを合わせると “競争社会である芸能界のアイドル”という世界観がピッタリなんじゃないかという結論にたどりついて、『アイドルマスター』になりました。 今回も最初に“逆転”というキーワードで何か作ろうという考えが先にあったんです。僕は