弟がいる長女ほど、年収が低い 家庭環境は子どもの成長に大きな影響を及ぼします。この家庭環境の中でも近年経済学で分析が進んでいるのが「きょうだい構成」の及ぼす影響です。 ここでの「きょうだい構成」とは子どもが2人以上いる場合において、同性のみなのか、それとも異性も含まれているのかという点を指しています。 兄弟姉妹の組み合わせという親でもコントロールできない要因が、子どもにどのような影響を及ぼすのかという点に関心が持たれています。 これらの研究の中で特に注目されているのが「弟の有無が姉(長女)に及ぼす影響」です。 デンマークやアメリカのデータを用いた分析の結果、妹がいる長女と比較して、弟がいる長女ほど、STEM(科学・技術・工学・数学)の分野での就学・就業率が低くなることがわかっています。また、弟がいる長女ほど年収も低くなっていました(※1)。 詳しくは、以前の記事「『弟がいる長女は文系を選び
![「弟がいる長女ほど専業主婦を選びやすく、年収が34万円も低い」人生を左右する"ブラザーペナルティ"の正体 正社員率が低く家事時間が長い傾向](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9bc48d943e7b6b0246eb10d3040bd505bd6e533c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F6%2F1200wm%2Fimg_c69da5750a4be2f82f96a3ca807ebb1c3395422.jpg)